羽島市役所前駅

羽島市役所前駅について

羽島市役所前駅（はしましやくしょまええき）は、岐阜県羽島市竹鼻町宮町に位置する名古屋鉄道竹鼻線の駅です。駅番号はTH07です。この駅は、地域の交通の要所として長い歴史を持ち、さまざまな変遷を遂げてきました。

歴史の中の変遷

羽島市役所前駅は1929年に竹鼻駅として開業しました。当初の駅名はその後、1951年に西竹鼻駅に改名され、1959年には羽島駅に変更されました。そして、1982年に現在の名称である羽島市役所前駅に改称されました。1995年には駅舎の改築が行われ、2007年には自動改札機とトランパスが導入されました。また、2011年からはICカード乗車券「manaca」の供用も始まりました。無人化の歴史もあり、2023年には駅が完全無人化されました。

駅の構造としては、島式の1面2線のホームを持ち、地下に踏切で接続されています。この駅は名鉄岐阜駅によって集中管理が行われており、それ以前は駅員が終日配置されていましたが、無人化に伴い、バス路線などと連携して交通サービスを提供しています。

利用状況の変化

羽島市役所前駅の利用状況については、『名鉄120年：近20年のあゆみ』によると、2013年度の1日平均乗降人員は2,114人でした。この数字は名鉄全駅中178位であり、竹鼻線・羽島線の中では4位に位置しています。また、1992年度のデータをもとにした『名古屋鉄道百年史』によると、当時は3,611人の乗降があり、これも名鉄全駅中123位、竹鼻線・羽島線中3位の利用者数でした。

駅周辺の施設

羽島市役所前駅の周辺には、公共施設や文化施設が数多く存在します。羽島市役所や羽島市民会館、不二羽島文化センター、竹鼻別院などが近隣にあります。また、羽島市歴史民俗資料館や羽島市映画資料館も立地しており、地域の歴史や文化に触れることができます。加えて、竹鼻町には観光交流センターや商店街もあり、地域活性化に寄与しています。

交通アクセスと周辺環境

駅の交通アクセスは非常に便利で、羽島市内のコミュニティバスが運行されており、周辺地域や大須方面へのアクセスが容易です。これは、名鉄竹鼻線の廃止区間に沿ったルートで走っていますが、直近の江吉良駅には停車しません。

このように、羽島市役所前駅は単なる交通の拠点ではなく、地域の生活、文化、情報の交流地点としても機能しています。今後も駅の持つ役割や地域との連携が一層重要になっていくことでしょう。

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