聖隷佐倉市民病院

聖隷佐倉市民病院

聖隷佐倉市民病院（せいれいさくらしみんびょういん）は、千葉県佐倉市江原台に所在する、公益性の高い総合病院です。2004年、従前の国立佐倉病院の経営が社会福祉法人 聖隷福祉事業団（本部：静岡県浜松市）に引き継がれ、新たな病院として設立されました。

病院の特色

当院の大きな特色として、腎臓分野における高度な医療技術が挙げられます。特に腎移植に関しては、国立佐倉病院時代から培われた豊富な経験と確かな実績を有しており、この分野において地域内外から高い評価を得ています。長年にわたり受け継がれてきた腎臓病医療の伝統は、当院の重要な柱の一つです。

また、入院中の患者様に対するきめ細やかなケアにも力を入れています。各病棟には専任の管理栄養士が配置されており、患者様一人ひとりの病状や必要に応じた専門的な栄養管理や食事に関する指導を提供しています。食事の提供においても、他の聖隷グループの病院と同様にセレクトメニュー方式を導入しており、患者様が前日におかずなどを数種類の選択肢の中から選ぶことができるため、療養中の食事における満足度向上に貢献しています。

公的な指定・認定

地域医療の中核を担う施設として、多岐にわたる公的な指定や認定を受けています。これらは、提供される医療サービスの質と、社会的な役割の重要性を示すものです。

健康保険医療機関
国民健康保険療養取扱機関
労災保険指定取扱機関
結核予防法指定医療機関
生活保護法指定医療機関
被爆者一般疾病医療取扱機関
指定自立支援医療機関（育成医療・更生医療・精神通院）
小児慢性医療指定医療機関
特定疾患治療取扱病院
無料低額診療施設
救急告示病院
労災保険二次検診等給付医療機関
臨床研修病院
マンモグラフィ施設画像認定施設（Ａ認定）

診療体制

地域住民の多様な医療ニーズに応えるため、幅広い専門分野の診療科を設置しています。内科系から外科系、専門外来まで、様々な疾患に対応可能な体制を整えています。

内科
総合内科
腎臓内科
消化器内科
神経内科
内分泌代謝科
循環器科
呼吸器科
小児科
外科
乳腺外科
血管外科
呼吸器外科
脳神経外科
整形外科
形成外科
婦人科
皮膚科
泌尿器科
眼科
耳鼻咽喉科
メンタルヘルス科
リハビリテーション科
緩和医療科
和漢診療科
透析センター
* 骨粗鬆症外来

交通アクセス

公共交通機関を利用して来院される場合は、鉄道の最寄り駅からのバス便が便利です。京成本線の京成臼井駅または京成佐倉駅、JR東日本総武本線の佐倉駅から、ちばグリーンバスに乗車し、「聖隷佐倉市民病院入口」（旧称「送信所前」）停留所で下車してください。

関連事項

当院の前身である国立佐倉病院は、さらに遡ると佐倉陸軍病院を起源としています。日本の近代医療史における一つの流れの中に位置づけられる病院と言えます。

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