聖飢魔II

聖飢魔IIについて

概要

聖飢魔II（せいきまつ、英語: SEIKIMA-II）は、1982年に結成された日本のヘヴィメタルバンドである。このバンドは「聖なる物に飢えている悪魔が再び蘇る」を意味する名称を持ち、音楽を通じて悪魔教を布教することを目的としていた。

活動の目的は、地球征服を果たし、最終的には解散することであり、メンバーは「地獄から来た悪魔」と自認している。リーダーであったダミアン浜田は、現サタン45世大魔王として知られる。バンドメンバーには、敬称や役職名を用いた芸名を持つ者が多く、本項ではこれらの名称を省略せずに使う。

結成と初期の活動

聖飢魔IIは1982年に結成され、翌年には初の黒ミサ（コンサート）を開催した。1985年には大教典『聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる』を発表し、CBSソニーからデビューを果たす。続くシングル『蝋人形の館』がヒットしたことで、バンドの名は広まり、音楽シーンでの地位を確立した。しかし、デビュー時には1999年に解散する予定であったが、マネージャーの手違いにより、その解散が延期されてしまった。

地獄と悪魔

聖飢魔IIにおける地獄は、神に反逆したサタンや彼に仕える悪魔たちが統治し、協力者である雷神族が存在する世界だとされています。彼らは君主制を持ち、サタンの血筋が統治していると主張しています。また、聖飢魔IIのメンバーは様々な役職名を持ち、地獄内にも比較的近代的な組織が存在することが示唆されています。

地球征服計画

一見すると「色物」とも受け取られがちな聖飢魔IIであったが、彼らは高い音楽性とエンターテイメント性を兼ね備え、長い間にわたって活動を続けました。リーダーのデーモン閣下はマスメディアにおいても才能を発揮し、それによって多くのファンを獲得しました。1989年には『NHK紅白歌合戦』に出場し、アルバム『WORST』はオリコンで1位を獲得した。これは日本のヘヴィメタルバンドにとって初の快挙であった。

解散と再集結

1999年には、究極の解散黒ミサを行い、地球征服を完了したと主張し解散する。デーモン閣下はその後、魔界での新たな地位を得て活動を再開した。2005年には20周年を記念して再集結し、新たな教典を発表。その後も様々なタイミングで再集結を行い、根強いファンの支持を受け続けている。時には外部とのコラボレーションを行い、他のアーティストやメディアとの関係も深めている。

影響を受けたアーティストとその活動

聖飢魔IIは多くの後進のアーティストに影響を与えてきた。アニメや映画など様々なメディアにも登場し、その存在感を示している。同時に、現構成員たちはソロ活動を通じて個々の音楽性を発揮し、新たなファンを獲得する努力をしている。

結論

聖飢魔IIは、単なるヘヴィメタルバンドにとどまらず、独自の世界観とキャラクターを持ちながら日本の音楽シーンで特異な地位を築いている。彼らの活動は今も続いており、今後の展開にも注目が集まっている。

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