能條桃子

能條桃子（のうじょう ももこ）

能條桃子は1998年生まれの日本の活動家であり、特に若者の政治参加を促進するための活動に注力しています。彼女は「NO YOUTH NO JAPAN」（ノー・ユース・ノー・ジャパン）という団体の代表理事として知られており、若者の声を政治に反映させるための様々な取り組みを行っています。また、彼女は「FIFTYS PROJECT」の代表としても活動しており、特に20〜30代の女性議員の割合を3割に引き上げることを目指しています。

来歴

和歌山県新宮市で生まれた能條は、3歳の頃から神奈川県平塚市で育ちました。平塚市立花水小学校と浜岳中学校、豊島岡女子学園高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部に進学しました。大学院では経済学を専攻し、修士課程を修了しました。その間、時には金子勝教授の講義を受けたり、井手英策ゼミで学ぶなど、社会や経済についての理解を深めていきました。

2019年にはデンマークに留学し、帰国後には「NO YOUTH NO JAPAN」を設立し、代表を務めることになります。2022年には若者の政治参加を促進するために「FIFTYS PROJECT」を立ち上げ、不当に低い女性議員の割合を改善しようとしました。2023年2月には「立候補年齢を引き下げるためのプロジェクト」を始動し、同年4月には神奈川県知事選挙に立候補しようとしましたが、被選挙権の年齢制限により書類が受理されませんでした。

そして同年7月10日、彼女は19～25歳の男女と共に、選挙に立候補できる年齢が25歳以上か30歳以上に制限されていることが憲法違反であるとして、東京地裁に提訴しました。この訴訟を支援するために、彼女は弁護団と共に公共訴訟を目的としたプロジェクト「LEDGE」を立ち上げました。

人物

能條桃子は、父方の祖母が4歳の頃に長崎市に投下された原子爆弾の影響を受けた経験を持ち、それが自身の社会観に大きく影響を与えました。彼女はすべての被選挙権を選挙権と同様に18歳に引き下げるべきだと考えており、国政においてクオータ制の導入が欠かせないと主張しています。

また、女性割合を引き上げない政党には政党交付金を減額するなどの対策が必要だとも述べています。特に、公明党青年委員会の河西宏一議員と行った対談では、同党の政策アンケート「ボイス・アクション」の取り組みを高く評価しました。

メディア出演

能條は様々なメディアにも出演しており、テレビ番組では『大下容子ワイド!スクランブル』（テレビ朝日）や『堀潤モーニングFLAG』（TOKYO MX）などに登場しています。また、ラジオ番組やネット番組でも活動について語り、多くの人々に彼女の考えや活動を広めています。

外部リンク

• - 能條桃子 Twitter
• - 能條桃子 Instagram

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