臨床福祉専門学校

臨床福祉専門学校は、かつて東京都江東区塩浜に存在した専門学校です。学校法人敬心学園グループによって運営され、言語聴覚士、理学療法士、柔道整復師といった医療専門職の育成に力を注いでいました。しかし、令和4年（2022年）3月をもって閉校し、その役割は東京保健医療専門職大学へと引き継がれています。

概要

臨床福祉専門学校は、東京都知事の認可を受け、厚生労働省から指定養成施設として認定されていました。そのため、卒業生は国家試験の受験資格を得ることができました。

学校は「保健・医療・福祉」の統合・連携を重視し、医療現場で即戦力となる人材育成を目指していました。そのため、学科間の連携や、実際の医療現場を想定した実践的なカリキュラムが特徴でした。

沿革

臨床福祉専門学校は、平成15年（2003年）4月に東京都練馬区石神井台で開校しました。当初は、介護教員講習会の開講や、臨床福祉研究学術集会の開催、『臨床福祉ジャーナル』の発刊など、研究活動にも力を入れていました。

その後、理学療法学科の定員変更や、特定非営利活動法人による第三者評価の受審、校舎の江東区塩浜への移転などを経て、平成23年（2011年）には柔道整復学科を新設し、臨床敬心接骨院を開院するなど、教育内容の拡充を図りました。

柔道整復学科においては、全国柔道大会で男子団体優勝を果たすなど、優秀な成績を収めています。また、平成26年（2014年）には、文部科学大臣より言語聴覚療法学科と理学療法学科が職業実践専門課程として認定され、より実践的な職業教育に取り組んでいました。

しかし、令和4年（2022年）3月、惜しまれつつ閉校。19年の歴史に幕を閉じました。閉校後のキャンパスは、令和2年（2020年）4月に開設された東京保健医療専門職大学に引き継がれ、新たな教育の場として活用されています。

グループ校

臨床福祉専門学校は、敬心学園グループの一員として、以下の専門学校と連携していました。

日本福祉教育専門学校
日本リハビリテーション専門学校
日本児童教育専門学校
日本医学柔整鍼灸専門学校
* 東京保健医療専門職大学

これらのグループ校との連携を通じて、より幅広い分野での教育・研究活動を展開していました。

臨床福祉専門学校は閉校しましたが、その教育理念と実績は、東京保健医療専門職大学に引き継がれ、新たな形で社会に貢献していくことでしょう。

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