舘ひろし

舘ひろし（たち ひろし）

概要

舘ひろしは1950年3月31日生まれで、愛知県名古屋市出身の俳優、シンガーソングライターです。彼は主に東映や石原プロモーションに在籍した後、現在は「舘プロ」という自身の事務所に所属しています。身長180cm、体重68kgで、本名は鈴木廣です。

来歴

舘は名古屋市立新栄小学校から名古屋市立白山中学校を卒業し、愛知県立千種高等学校ではラグビー部の主将を務めました。医者志望だった彼は医大の試験に失敗し、その後建築家を目指しました。大学入学後、厳しい寮生活に耐えられず退寮し、バイクの世界に夢中になり、同じ趣味を持つ仲間と「COOLS」チームを結成しました。この活動が彼の芸能界デビューを後押ししました。

彼は1975年にバンド「クールス」のボーカルとしてデビューし、続いて俳優として映画『暴力教室』でデビューを果たします。特に彼が演じた不良生徒役は鮮烈な印象を残しました。

俳優としての成功

1978年、テレビドラマ『西部警察』で巽刑事役を演じ、視聴者から広く支持を受けます。この作品は彼のキャリアに大きな影響を与え、渡哲也との出会いも彼にとって重要な転機となりました。その後も多くのヒットドラマや映画に出演し、特に『あぶない刑事』シリーズは彼の代表作となっています。

音楽活動と私生活

彼は俳優活動と並行して音楽キャリアも築いており、ドラマや映画のテーマ曲を数多く手がけています。彼の楽曲はJ-POPやロックが多く、特に『冷たい太陽』などのシングルが知られています。

プライベートでは、舘の家庭環境は医師一家であり、彼自身も元々医者を目指していた背景があります。禁煙活動にも力を入れ、かつてのヘビースモーカーから脱却した経験を活かし、禁煙啓蒙活動にも参加しています。

近年の活動

近年では、『パパとムスメの7日間』などのバラエティにも出演し、幅広いジャンルで活動を続けています。2018年にはモントリオール世界映画祭で最優秀男優賞を受賞し、その演技力が再評価されました。また、ラグビーワールドカップのPRキャプテンに任命されるなど、多彩な活動を展開しています。

結論

舘ひろしは俳優として、音楽家として、また活動家として、多くのファンに愛され続けている日本のエンターテインメント界の重要な人物です。彼のキャリアは今なお進化を続け、多くの作品に影響を与え続けています。

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