船員災害防止協会

船員災害防止協会について

船員災害防止協会（通称：船災防）は、1967年に設立された団体で、船員の安全確保と船内衛生の向上を目的とした活動を行っています。この協会は、船舶所有者やその団体との連携を強化し、船員の安心・安全な労働環境を実現するために様々な施策を自主的に推進しています。

所在地と組織構成

協会は東京都千代田区麹町に位置し、海事センタービルの4階にオフィスを構えています。会長は森本靖之氏が就任しており、彼を中心に多くのメンバーが協力し合っています。

主な事業内容

船員災害防止協会の主な事業は以下の通りです：

• - 船員災害防止活動の促進
• - 教育・技術的援助のための施設の設置と運営
• - 船員災害防止規程の策定
• - 会員に対する技術的指導・援助
• - 船内作業用の機械や器具の試験・検査
• - 船員の技能向上に向けた講習の実施
• - 情報と資料の収集・提供
• - 調査及び広報活動の実施

これにより、船員の安全意識や技術力の向上を図り、災害の発生を抑制します。

支部の構成

協会は、日本全国に支部を持ち、地方運輸局や関連機関の管轄ごとに各支部が設置されています。具体的には、北海道から九州、沖縄に至るまで、各地域に対応した支部が運営されています。例えば、北海道支部は小樽市にあり、その下には小樽、函館、室蘭などの地区支部があります。同様に、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄など各支部が地域に密着した活動を行っています。

会員の構成

現在、船員災害防止協会の会員は多岐にわたり、一般会員は2,240名、団体会員は93団体、賛助会員は128名、そして船員災害防止推進会の会員は21名となっています。

まとめ

船員災害防止協会は、船員の安全や衛生の確保を目的に設立された重要な団体であり、その活動は船員の生活環境に大きな影響を与えています。船舶に関わる多くの人々に対する技術支援や知識の普及を通じて、安全な海運業の実現に寄与しています。関連文献としては、『船員災害防止協会船災防二十年の歩み』などがあり、その歴史的な経過についても知識を深めることができます。

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