船場太郎

船場太郎について

船場太郎（せんば たろう、1939年11月8日 - 2020年11月27日）は、日本のコメディアンおよび政治家として知られています。彼は元々吉本新喜劇の座長として名を馳せ、その後大阪市会議員を6期務めるなど、幅広い分野で活躍しました。本名は松原昌平（まつばら しょうへい）で、大阪府大阪市旭区に生まれました。

来歴と人物像

船場太郎は大阪府立旭高等学校を卒業後、和田弘とマヒナスターズのバンドボーイとして芸能界に足を踏み入れました。彼の初舞台は1959年に日劇で行われた「第2回 日劇コーラスパレード」でした。このイベントではザ・ピーナッツの初舞台も行われ、船場はその後のキャリアの中で喜劇に転向し、「マヒナ太郎」として知られるようになりました。

1965年には吉本新喜劇に入団し、「せん・ばたろうです」「クワ〜クワ〜クワ〜」というギャグで人気を博しました。主に脇役としての二枚目役を演じ、岡八朗や間寛平と共に新喜劇の舞台で活躍しました。1991年には退団し、その後は政治の世界に進出しました。

政治活動

船場は1991年に大阪市会議員選挙に無所属で立候補し、当選を果たしました。以降、自由民主党に入党し、長年にわたって市会議員として活動を続け、2003年から2004年の間には第99代大阪市会議長を務めました。その後も市の政治において重要な役割を果たしました。

特に2005年には大阪市長選挙に挑戦し、市長候補として立候補を表明するも、様々な事情から最終的には立候補を撤回しました。船場は2015年まで連続6期の24年間を議員として務め、地元に多大な影響を与えました。

功績と受章

彼の政治活動に対する評価は高く、2019年には秋の叙勲で旭日小綬章を受賞しました。市民に対しての貢献や新喜劇での人気から、船場は多くの人々に愛される存在でした。

最期

船場太郎は2020年11月27日に81歳で逝去しました。彼が残した多くの笑いと市政への貢献は、今もなお人々の記憶に刻まれています。また、死没後に正五位に叙され、その功績が正式に評価されました。

出演番組

彼の活躍の場は多数あり、ラジオ番組『トヨタさわやかパトロール』や『ぶっつけ本番7時です』、テレビでは『ワイドYOU』や『よしもと新喜劇』など、幅広いメディアで親しまれていました。船場太郎は、コメディアンとして、政治家として、そして大阪の文化に深く根付いた存在であったと言えるでしょう。

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