花乃まりあ

花乃まりあ（かの まりあ）

花乃まりあは、1992年10月12日生まれの日本の女優であり、元宝塚歌劇団花組のトップ娘役です。東京都多摩市出身で、恵泉女学園中学校を卒業。身長は163cmで、血液型はO型です。愛称は「かのちゃん」と親しまれています。

経歴

花乃の芸能界入りは、2008年に宝塚音楽学校に入学したことから始まりました。2010年に宝塚歌劇団の96期生として入団し、初舞台は月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』でした。この時の成績は19位で、以後宙組に所属することとなります。

彼女はその可憐なルックスと豊かな表現力で瞬く間に注目を集め、2012年には凰稀かなめと実咲凜音のトップコンビが大劇場でお披露目する『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』で新人公演初ヒロインを務めました。さらに、2013年には3度の新人公演ヒロインを経験し、その後の『風と共に去りぬ』でもヒロインを演じました。

2014年の3月1日には花組へと組替えが行われ、同年11月には花組のトップ娘役に就任。明日海りおと共演し、翌年の『カリスタの海に抱かれて／宝塚幻想曲』で新トップコンビとして大劇場デビューを果たしました。

2017年2月5日、彼女は東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しましたが、退団後も様々な舞台やテレビドラマに出演し続けています。初めてのテレビドラマは2018年の『越路吹雪物語』で、宝塚OGの淡島千景役を演じることにより本格的な女優デビューを果たしました。

その後、2019年からは日本テレビの情報番組『ZIP!』で特集コーナーの担当リポーターとしても活動を開始し、知名度を高めています。プライベートでは2021年に一般男性と結婚したことを発表し、2024年には第1子の妊娠を報告しました。

人物

花乃まりあはその美しさから「宝塚の綾瀬はるか」とも称されており、パッチリとした目が特徴の癒し系のビジュアルを持つ女優です。彼女の魅力は、豊かな表現力と共に、舞台上での存在感にも表れています。

主な舞台作品

宝塚歌劇団在籍中、数多くの作品に出演しましたが、特に印象的なのは以下のものです。

• - 初舞台：2010年『THE SCARLET PIMPERNEL』
• - 宙組時代：2011年『美しき生涯』、2012年『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
• - 花組時代：2014年『エリザベート』、2015年『カリスタの海に抱かれて』

退団後も活躍を続けており、舞台だけでなくドラマ、情報番組、吹き替えなど、多様な分野での出演が見受けられます。

受賞歴

花乃は2016年に『阪急すみれ会パンジー賞』の娘役賞を受賞するなど、業界内外からも高い評価を得ています。彼女のこれからの活躍が期待されています。

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