花巻歴史民俗資料館

花巻歴史民俗資料館は、1973年5月15日に開館し、2013年5月に高村光太郎記念館としてリニューアルされるまで、花巻の歴史と民俗に関する貴重な資料を公開していました。

概要

この資料館は、花巻地域における江戸時代から戦前にかけての民俗資料を所蔵し、一般に公開することを目的としていました。展示室は「昔の人の仕事とくらし」をテーマに構成され、以下の4つのゾーンに分かれていました。

花巻人形・子守: 花巻地方独特の人形や子守に関する資料を展示していました。
農村山村の仕事と暮らし: 農村や山村における生活用具や仕事道具などを展示し、当時の農村の暮らしぶりを紹介していました。
職人の仕事: 職人たちが使用していた道具や製品などを展示し、職人技術の歴史を伝えていました。
旧山口民俗資料館の資料: 旧山口民俗資料館から引き継いだ資料を展示していました。

主な展示品

資料館には、以下のような様々な資料が展示されていました。

工芸品: 花巻人形（約400体）、こけしなど
農山村生活民具: 稲作農機具、木鋸、臼など
町生活民具: 鍛冶丁焼など
旧山口民俗資料館の資料

施設概要

資料館には、展示室のほかに、収蔵室、特別収蔵室、燻蒸室、ホール、管理室、収蔵庫などの施設がありました。

竣工:
資料館：1973年
収蔵庫：1997年
構造: RC造、平屋建
敷地面積: 7,902m2
延床面積: 636.5m2
所在地: 〒025-0037 岩手県花巻市太田3-85-1

交通アクセス

資料館へは、花巻駅からタクシーを利用する必要がありました（路線バスは廃止）。

周辺情報

資料館の周辺には、以下の観光スポットがあります。

高村山荘
高村光太郎記念館
花巻温泉

花巻歴史民俗資料館は、現在は高村光太郎記念館としてリニューアルされていますが、その役割は地域の歴史と文化を伝える上で重要なものでした。かつての資料館の活動は、花巻の歴史を語る上で欠かせない要素となっています。

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