若林晃弘

若林 晃弘（わかばやし あきひろ）

若林晃弘は、1993年8月26日生まれの東京都中野区出身のプロ野球選手で、内野手と外野手をこなすユーティリティープレイヤーです。現在は北海道日本ハムファイターズに所属しており、右投両打の選手として知られています。彼の実父は横浜大洋ホエールズでプレイしていた若林憲一で、幼少期から野球に親しみを持ち育ちました。

経歴

プロ入り前

幼少時代には父親とボール遊びを通じて野球の腕を磨きました。中野区立桃園第三小学校では世田谷タイガース、中野区立第九中学校では目黒西シニアに所属し、順調に技術と経験を積みました。桐蔭学園高校に進学後は、1年生からレギュラーとして活躍し、特に2年生の夏には神奈川県大会での戦績が印象に残ります。彼は茂木栄五郎と共にチームのクリーンアップを担い、準決勝進出の手助けをしました。

高校卒業後は法政大学に進学し、東京六大学野球に出場します。3年生の秋には正二塁手に定着し、4年生の春にはリーグ2位となる打率.390を記録しました。卒業後、JX-ENEOSに入社し、社会人チームでの経験を積んだ後、2017年のNPBドラフトで読売ジャイアンツから6位で指名されプロ入りを果たしました。

巨人時代

巨人では2018年5月12日に一軍初出場を果たし、初安打も翌日記録しましたが、シーズンを通じて出場試合は限られました。2019年には交流戦での好成績を残し、ユーティリティープレイヤーとしての役割を確立しました。シーズン終盤には日本シリーズにも出場し、経験を積んでいます。

2020年以降も安定した出場を続け、特に2021年は96試合に出場し自己最多の試合数を記録しましたが、その後、コンディションの波にも悩まされました。2022年のシーズン早々は手術を受けるなど困難な時期もありましたが、2023年には21試合に出場しました。

日本ハム時代

2024年3月には、郡拓也とのトレードで北海道日本ハムファイターズに移籍することが発表され、彼の新たな挑戦が始まります。

選手としての特徴

若林は打撃力が魅力的で、50mを5秒8で走る俊足を持ち合わせています。また、内外野の守備を非常に器用にこなし、チームの戦略に応じた柔軟な使い方が期待されています。元々は右打ちでしたが、父の指導のもと左打ちにも取り組むようになり、両打ち選手となりました。チーム内では「ワカ」と呼ばれ、ファンからは「若様」との愛称でも知られています。

友情の面では、高校時代の友人である茂木栄五郎との関係が特に顕著で、互いに高め合う存在です。彼の今後の成長と新たなチームでの活躍に、多くの期待が寄せられています。若林晃弘は、多才な選手として日本のプロ野球界で魅力を放ち続けています。

もう一度検索