英理女子学院高等学校

英理女子学院高等学校について

英理女子学院高等学校（えいりじょしがくいんこうとうがっこう）は、神奈川県横浜市港北区菊名七丁目にある私立の女子高等学校です。2019年に高木学園女子高等学校から校名を変更し、歴史ある教育機関として再スタートを切りました。

沿革

学校の歴史は1896年に遡ります。創立者の高木君は、福澤諭吉の講演を聞いて女性が学び、社会に貢献することの重要性を認識しました。1905年には裁縫を学ぶための私塾を開設し、1908年には正式に神奈川裁縫女学校として設立されました。その後、高木高等女学校、さらには商業に特化した学校へと進化し、1947年には高木高等学校と中学校が設けられました。2000年代に入り、2019年には英理女子学院高等学校として新たなスタートを切りました。

この新しい校名には、創立者の願いが込められています。それは生徒たちが理知的で論理的な思考を持つ女性として成長し、グローバルな視野を持った人生を歩んでほしいというものです。これを象徴するように、学校の校歌は著名な作詞家と作曲家によって作成されており、高い芸術性を有しています。

設置部門

英理女子学院高等学校では、iグローバル部とキャリア部を中心に、進学教養コース、ビジネスデザインコース、情報デザインコース、ライフデザインコースが用意されています。多岐にわたるカリキュラムにより、学生は自身の興味や将来のキャリアに応じた学びを選択することができます。以前は商業科や家庭科が設けられていましたが、2019年に全て普通科制に統一され、専門分野の学びも重視されています。

設備

学校は創立100周年事業として新たに設備が整備され、人工芝のグラウンドやランチスペース、屋上庭園、多目的アリーナなど、充実した施設が整っています。これにより生徒たちは快適な環境で学び、活動することができます。

部活動

英理女子学院高等学校では多彩な部活動が行われており、文化系と体育系の活動が充実しています。文化系では演劇、華道、茶道、音楽など、体育系ではライフル射撃やダンス、陸上などがあり、特にライフル射撃は全国的にも有数の強豪校として知られています。生徒たちは大会で数多くの優勝実績を持つなど、活発な活動を展開しています。

年間スケジュール

年間を通じて多くのイベントが行われ、入学式や校外学習、学園祭、修学旅行などが計画されています。これらの活動を通じて、生徒たちはたくさんの経験を積むことができ、学びの場が広がります。

交通

交通アクセスは非常に便利で、菊名駅からは徒歩7分、新横浜駅からも徒歩16分の距離にあり、通学にも適しています。

姉妹校と出身者

海外ではオーストラリアのセントモニカズカレッジやマランダステイトハイスクールと提携しています。また、著名な卒業生には元宝塚歌劇団の彩那音や、ライフル射撃選手の一ノ渡桜などがいます。

このように、英理女子学院高等学校は伝統を重んじつつも新しい教育方針を採用し、生徒一人一人の未来を大切にしています。

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