菊乃井

菊乃井：伝統と革新が織りなす和食の世界

京都の老舗料亭として名高い菊乃井は、1912年の創業以来、伝統的な日本料理を現代に受け継ぎながら、常に進化を続ける名店です。東山区に本社を置く株式会社菊の井が運営し、京都に本店と木屋町店、東京赤坂に支店を構えるほか、全国の百貨店にも出店、惣菜や弁当の販売も行っています。

創業から現在までの歴史

菊乃井の始まりは1912年、京都市東山区下河原通に本店が開店したことに遡ります。 創業地は、かつて真葛が生い茂り、名水「菊水」の井戸があった地であり、この地にちなんで「菊乃井」と名付けられました。その後、1976年には木屋町店を開店し、1979年には現在の四条木屋町下ルに移転、1989年には「露庵 菊乃井」としてリニューアルオープンしました。

1993年には、現在も菊乃井を牽引する村田吉弘氏が社長に就任。彼の就任以降、菊乃井は新たな展開を迎え、1999年には東京・玉川高島屋に初の売場を開設、有限会社菊乃井インターナショナル（現：有限会社クリサンティム）を設立しました。その後、全国の主要百貨店への出店を積極的に進め、2004年には東京赤坂に「赤坂 菊乃井」を開店するなど、事業を拡大しています。オンラインショップの開設や、東京駅構内への出店なども行い、多様な顧客層へのアプローチを図っています。

ミシュランガイド掲載とメディアへの露出

菊乃井は2009年、「ミシュランガイド京都・大阪2010」に掲載され、その高い料理の質とサービスが広く認められました。また、代表取締役である村田吉弘氏は、数々のテレビ番組や雑誌で和食の料理人として紹介され、その卓越した技と料理への情熱は多くの人々に知られています。 例えば、テレビ東京の「日経スペシャル カンブリア宮殿」などにも出演し、和食の未来について独自の視点から語っています。

各店舗の特徴と魅力

本店（京都市東山区）：歴史ある本店は、伝統的な空間と洗練されたサービスで、特別なひとときを提供します。

露庵 菊乃井（木屋町店 京都市下京区）：本店とは異なる雰囲気を持つ木屋町店は、より現代的な空間で、洗練された和食を味わえます。

赤坂 菊乃井（東京都港区）：東京に進出した赤坂店は、落ち着いた雰囲気の中で、京都の味を堪能できます。

各店舗はそれぞれ異なる魅力を持ち、顧客のニーズに応える多様なスタイルを提供することで、菊乃井ブランドの幅広い魅力を伝えています。

菊乃井の未来

菊乃井は、伝統を重んじながらも、常に進化と革新を追求しています。今後も、現代のニーズに合わせた新しい料理やサービスを提供し、日本料理の未来を担う存在として、その存在感を示し続けることでしょう。 村田吉弘氏の指導の下、更なる発展と、日本料理の更なる魅力の発信が期待されます。

店舗一覧

本店: 京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459
赤坂店: 東京都港区赤坂6丁目13番地8
* 露庵 菊乃井（木屋町店）: 京都市下京区木屋町通四条下る斉藤町118

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