菜畑駅

菜畑駅について

菜畑駅（なばたえき）は、奈良県生駒市中菜畑に位置する近畿日本鉄道（近鉄）生駒線の駅で、駅番号はG18です。この駅は、周辺地域のベッドタウン化に伴い、利用者の増加に応じた輸送力の強化の一環として複線化工事が進められています。

歴史

菜畑駅の歴史は1927年に遡ります。この年の4月1日に、信貴生駒電鉄の生駒駅乗り入れに伴い開業しました。その後、1935年から1937年にかけて駅名が新生駒駅に改称され、さらには1939年には菜畑駅に再改称されました。1964年には近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併し、近鉄生駒線の駅となりました。

特に1970年代以降、当駅周辺では複線化工事が行われ、1977年には菜畑駅から南生駒駅までが複線化されました。また、1992年には生駒駅から菜畑駅間が立体交差化されると共に駅自体も生駒方へ約120メートル移設され、高架化されました。1994年にはこの区間の複線化が完成し、より効率的な輸送が実現しました。

年表

• - 1927年4月1日：信貴生駒電鉄の生駒駅乗り入れにより開業。
• - 1935年-1937年：新生駒駅に改称。
• - 1939年以前：菜畑駅に再改称。
• - 1964年10月1日：近鉄が信貴生駒電鉄を合併し、近鉄生駒線の駅に。
• - 1977年7月31日：菜畑駅 - 南生駒駅間の複線化。
• - 1992年12月13日：高架化を完了。
• - 1994年2月10日：生駒駅 - 菜畑駅間の複線化完了。
• - 2007年4月1日：PiTaPaの利用開始。
• - 2021年10月1日以降：終日無人駅化。

駅構造

菜畑駅は相対式2面2線の高架駅で、ホームの有効長は4両分です。改札口とコンコースは1階、ホーム自体が2階に位置しています。改札口は1ヵ所だけで、自動改札機と自動精算機が設置され、PiTaPaやICOCAに対応しています。駅は生駒駅から管理されている無人駅です。

利用状況

最近数年間の1日あたりの乗降者数は次のようになっています：

• - 2023年11月7日：3,215人
• - 2022年11月8日：3,299人
• - 2021年11月9日：3,200人
• - 2018年11月13日：3,686人
• - 2015年11月10日：3,935人
• - 2012年11月13日：3,761人
• - 2010年11月9日：3,884人
• - 2008年11月18日：3,898人
• - 2005年11月8日：3,895人

駅周辺

駅周辺には国道168号や大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線が通っており、高架下には生駒中菜畑郵便局や近畿大学生駒総合グラウンドがあります。

隣の駅

近鉄生駒線の隣接駅は、生駒駅（G17）および一分駅（G19）です。

参考

菜畑駅に関する詳細情報は、近畿日本鉄道の公式ウェブサイトをご覧ください。

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