菱山南帆子

菱山南帆子のプロフィールと活動

菱山南帆子（ひしやま なほこ、1989年4月5日生まれ）は、日本を代表する市民運動家であり、著作家、保育士としても知られています。彼女は、憲法、平和、女性問題に関するさまざまな市民活動に積極的に関与し、特に「許すな！憲法改悪・市民連絡会」の事務局長としての役割が注目されています。彼女の活動は、憲法第9条の維持や戦争反対を主な目的とする団体への参加を通じて広がっています。

彼女は東京都八王子市で誕生しました。幼少期から両親の影響を受け、環境問題に対する意識を培います。小学校5年生の時に、当時の担任教師の差別的発言に対し、抗議して「自分たちのクラス」を立ち上げるという勇気ある行動をとりました。これは彼女の反抗心の芽生えであり、後の市民活動における基礎となったのです。また、この経験をきっかけに、彼女は卒業式で君が代の起立斉唱を拒否するという強い態度を示しました。

続いて、自由な校風で知られる和光中学校に進学し、中学1年生の時にはイラク戦争反対のデモや集会に参加を始めます。学校内外で反戦ビラを配布するなど、彼女の市民活動は徐々に活発になりました。この頃、高田健と出会い、彼と共に「許すな！憲法改悪・市民連絡会」などの運動に参加するようになります。彼女は、スピーチをすることができず、その代わりにシュプレヒコールを行い、その後、コールの役割を引き受けることになります。

高校時代には反戦の高校生ネットワークを結成し、さらなる活動を展開しますが、一時期運動から離れることになります。しかし、福島第一原子力発電所の事故が発生した際、彼女は再び市民運動に戻り始めました。大学生活では障害者支援施設で非常勤職員としての経験を積みつつ、2017年には自身の活動をまとめた著書を出版しました。

また、「猫とトラメガ」というメールマガジンを通じて、広く情報発信も行っています。近年、ふぇみん婦人民主クラブの新聞で一般社団法人Colaboの理事長であると公表されましたが、その後は訂正が行われ、様々な議論を巻き起こしました。

彼女は「戦争させない・9条壊すな！総がかり行動実行委員会」にも参加し、国会前での安保法案に反対するデモでコーラーを務めるなど、重要な役割を果たしています。イラク戦争反対運動で喉を壊し、ボイストレーニングを受けるなどして、活動を続けています。社会民主党の八王子市議会議員である佐藤梓を応援し、手話も得意であり、多趣味な人物でもあります。特に酒と猫が好きで、政治への関心を持つようになったきっかけとして、アメリカ同時多発テロ事件の衝撃を挙げています。

最近はYouTubeチャンネル「デモクラシータイムス」にも出演しており、その活動はますます注目されています。これからも菱山南帆子の動きに注目が集まることでしょう。

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