蒼乃夕妃

蒼乃夕妃について

蒼乃夕妃（あおの ゆき）は1983年9月12日生まれの日本の女優です。彼女は元宝塚歌劇団月組のトップ娘役として知られ、岡山県岡山市出身で、山陽女子高等学校の卒業生でもあります。身長は164cmで、血液型はO型、愛称には「まりも」や「ゆき」があります。今は東宝芸能に所属し、舞台を中心に活躍しています。

経歴

蒼乃は2002年に宝塚音楽学校に入学し、2004年に90期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は雪組公演の「スサノオ／タカラヅカ・グローリー!」で、その後、星組に配属されました。ダンサーとしての才能を発揮し、2005年にはバウホール公演「それでも船は行く」で初ヒロインに選ばれるという快挙を達成しました。

2007年には「KEAN」の日生劇場公演で、轟悠の相手役を務め、ダブルヒロインとしても注目されました。2008年には、バウ・ワークショップの「ANNA KARENINA」で2度目のヒロイン役を獲得した後、同年の「THE SCARLET PIMPERNEL」では新人公演初のヒロインを務めました。これにより、彼女は力強いキャリアを築くことになりました。

2009年には「コインブラ物語」で再び専科・轟悠の相手役に選ばれ、その後、年月を経て12月21日には月組に組替えとなり、同年12月28日に月組のトップ娘役に就任しました。霧矢大夢と組み、大劇場でのトップコンビとしてのデビュー公演を飾りました。2012年4月22日の公演をもって、彼女は霧矢と同時に宝塚歌劇団を退団しました。

退団後は単身でニューヨークに渡り、本格的にダンスを学び、その後日本に戻って舞台活動を再開しました。2016年には俳優の中河内雅貴と結婚し、2021年には第一子を出産したことも報告されています。

宝塚歌劇団での主な舞台

蒼乃夕妃の宝塚での活動は非常に多岐にわたり、彼女は数々の重要な舞台で印象的な役を演じてきました。初舞台の「スサノオ」以降、星組時代や月組での多くの公演に出演し、特に「KEAN」や「THE SCARLET PIMPERNEL」、新人公演などでその才能を開花させました。

トップ娘役としての活動

月組トップ娘役としては、「紫子」や「エドワード8世」などの大劇場待望の公演に出演し、彼女の存在感と表現力が際立ちました。

宝塚退団後の活動

宝塚退団後も蒼乃は舞台女優としてのキャリアを積むため、様々な作品に出演しています。2012年の「BAD GIRLS meets BAD BOYS」や、2014年以降の「セレブレーション100! 宝塚」、また「CHICAGO TAKARAZUKA」など、大きな舞台で役割を果たしてきました。彼女の舞台は観客に多くの感動を与え、常に新しい挑戦を続けています。

受賞歴

蒼乃はその才能を評価され、2009年には「宝塚歌劇団年度賞 新人賞」を受賞し、2010年には「阪急すみれ会パンジー賞 娘役賞」、さらに2011年には「宝塚歌劇団年度賞 優秀賞」を受賞しています。これらの受賞歴は彼女の舞台女優としての実力を証明するものです。

まとめ

蒼乃夕妃は、宝塚歌劇団そしてその後の舞台で多彩な役を演じ続ける、日本を代表する舞台女優の一人です。彼女の情熱と才能は今後も多くの舞台で光り続けることでしょう。

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