藤沢市民会館

藤沢市民会館

藤沢市民会館は、神奈川県藤沢市にある市営の文化施設です。市民の芸術文化活動の発表の場として、また、成人式や講演会、コンサートなど、様々なイベントの会場として利用されています。敷地内には、歴史的建造物である旧近藤邸も保存されており、見学が可能です。

概要

藤沢市民会館は、音楽や演劇の発表会を想定した大ホールと小ホール、展示会や宴会向けの展示室、会議室、集会室を備えています。これらの施設は、市民の文化活動を支える重要な役割を果たしています。

• - 敷地面積: 17,754 ㎡
• - 建築面積: 4,637 ㎡
• - 延床面積: 10,590 ㎡

施設詳細

• - 大ホール: 客席数1380、床面積 6,430 ㎡。音楽コンサートや演劇など大規模なイベントに対応可能です。
• - 小ホール: 客席数434、床面積 1,009 ㎡。小規模な発表会や講演会などに適しています。
• - 第一展示集会ホール: 250席または立席500人収容、床面積 373 ㎡。展示会や集会に利用できます。
• - 第二展示集会ホール: 150席または立席200人収容、床面積 319 ㎡。小規模な展示会や集会に利用できます。
• - 会議室: 第1～第3、教養室、和室。
• - 集会室: 4室、うち和室１。
• - レストラン

旧近藤邸

敷地内には、建築家・遠藤新が設計した旧近藤邸が移築保存されています。この建物は、1925年（大正14年）に実業家・近藤賢二の別荘として建てられたもので、登録有形文化財にも登録されています。市民運動によって保存が実現し、現在は内部の見学が可能です。旧近藤邸は、藤沢市の歴史と文化を伝える貴重な建築物です。

歴史

藤沢市民会館の建設は、1964年（昭和39年）に藤沢市文化団体連絡協議会が市に働きかけたことから始まりました。その後、1968年（昭和43年）に開館し、今日に至ります。

主な出来事

• - 1964年（昭和39年）：藤沢市文化団体連絡協議会が市に働きかけ、市議会にて採択。
• - 1966年（昭和41年）：基本構想策定。
• - 1967年（昭和42年）3月16日：起工式。
• - 1968年（昭和43年）10月1日：開館。
• - 1973年（昭和48年）10月10日：開館5周年記念事業として第1回藤沢市民オペラ公演。
• - 1978年（昭和53年）6月14日：名誉市民片山哲元首相の市民葬が営まれる。
• - 1981年（昭和56年）4月3日：旧近藤邸移築。
• - 1984年（昭和59年）：第一展示集会ホール・レストラン増築。
• - 1990年（平成2年）9月6日：旧近藤邸の一般開放開始。
• - 1992年（平成4年）10月1日：藤沢市芸術文化振興財団（現・公益財団法人藤沢市みらい創造財団芸術文化事業課）設立。
• - 2010年（平成22年）4月1日：財団法人藤沢市芸術文化振興財団、財団法人藤沢市みらい創造財団芸術文化事業部に改組。
• - 2012年（平成24年）4月1日：財団法人藤沢市みらい創造財団、公益財団法人藤沢市みらい創造財団へ移行。
• - 2013年（平成25年）4月1日：公益財団法人藤沢市みらい創造財団芸術文化事業部 、芸術文化事業課へ組織改正。
• - 2018年（平成30年）4月1日：敷地内が全面禁煙となる。

再整備計画

施設の老朽化に伴い、藤沢市では大規模改修工事または建替工事を検討した結果、2018年（平成30年）11月に建替が望ましいとの結論に至りました。今後の動向が注目されます。

アクセス

鉄道

• - 藤沢駅南口より徒歩10分
• - 石上駅より徒歩8分

バス

• - 江ノ電バス - 県合同庁舎前バス停より徒歩1分

藤沢市民会館は、市民の文化活動を支える重要な施設として、これからも多くの人々に利用されていくでしょう。

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