袖振り合うも多生の縁

Chicago Poodleの5枚目のアルバムとしてリリースされた『袖振り合うも多生の縁』は、前作『Life is Beautiful』から約2年11ヶ月という長い期間を経て発表されました。このアルバムタイトルは、文字通り「袖振り合うも多生の縁」という日本のことわざに由来しており、道で見知らぬ人と袖が触れ合うような、ごくわずかな出来事であっても、それは前世からの深い因縁によって結ばれているという意味が込められています。

アルバム全体を通して、Chicago Poodleらしい、繊細で美しいメロディと、 Vo.山口教仁の表現力豊かな歌声が響き渡ります。日常の何気ない風景や感情を切り取った歌詞は、聴く人の心に深く共鳴し、忘れかけていた大切な感情を呼び起こしてくれるでしょう。

収録曲は以下の通りです。

1. ツナグモノ
2. Free Bird
3. Another Story
4. ずっと煌めく君は僕のダイヤモンド
5. 愛のレストラン
6. Love Addict
7. PIN0625
8. Made in Smile
9. Plesasure/通り雨の帰り道
10. Shooting Star
11. ふたりひとつ
12. 平安の都 京都
13. La・La・La Love & Peace（ボーナストラック）

これらの楽曲は、花沢耕太が作曲を手掛け、Chicago Poodleのメンバー自身が編曲に深く関わっています。また、麻井寛史、大楠雄蔵、高久知也、岡本仁志、宮崎諒、岩倉さとし、長戸大幸、鶴沢夢人、安部智樹など、豪華なアレンジャー陣が参加しており、楽曲に彩りを添えています。歌詞は、山口教仁と辻本健司が主に担当し、木村英輝も一部楽曲で作詞を手掛けています。

特に、ボーナストラックとして収録されている「La・La・La Love & Peace」は、木村英輝が作詞を手掛け、花沢耕太と長戸大幸が作曲を担当した楽曲で、アルバムを締めくくるにふさわしい、ピースフルで温かい雰囲気に包まれています。

『袖振り合うも多生の縁』は、Chicago Poodleの音楽性の幅広さと深さを改めて感じさせてくれる作品であり、聴く人それぞれの心に寄り添い、温かい気持ちにしてくれるでしょう。

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