西宮市立西宮東高等学校

西宮市立西宮東高等学校の概要

西宮市立西宮東高等学校は、兵庫県西宮市古川町に所在する公立の高等学校です。西宮市内にはこの学校と、西宮市立西宮高等学校の二つの市立高校があります。地元では「甲子園に最も近い高校」という認識もあり、阪神電鉄の鳴尾・武庫川女子大前駅から徒歩約8分というアクセスの良さも魅力です。また、最寄りのバス停は阪神バスの西宮東高校前となっており、交通の便が整っています。

学校はしっかりとした教育方針を持ち、数理・科学コースと人文・社会科学コースの2つの専門コースを設置しています。各コースには1学年1クラスの枠が設けられ、独自のカリキュラムが展開されています。このカリキュラムは、65分授業を5限まで行うスタイルで、2週間ごとに時間割がローテーションするという特色があります。また、1998年に従来の3学期制から2学期制に変更されており、効率的な学習環境の構築にも力を入れています。

学校施設も充実しており、特に体育やスポーツ活動が盛んなことから、1972年にはミュンヘンオリンピックで女子100mバタフライにて金メダルを獲得した青木まゆみが体育科教師として赴任していた経歴もあります。

沿革

西宮東高等学校の歴史は1963年に遡ります。設置の決議がされたのは1962年で、翌年には初代校長の藤井堅志が発令され、同年4月に正式に開校しました。開校以来、多くの重要な出来事があり、1965年には校歌が制定。まもなく施設も増設され、体育館や武道場などが整備されていきました。その後も大型の改修や新設が進み、1987年に理数コースを設置したり、1998年には評価二期制が導入されるなど、教育環境の向上が図られています。

2022年には創立60周年を迎え、「60年のあゆみ」という記念誌も発行されました。これにより学校の歩みを振り返る機会ともなりました。

設備

西宮市立西宮東高等学校は、50メートルの競技用公認プールを保有し、中学生による水泳競技大会の会場としても利用されています。また、サッカー部が使用する第二グラウンド、さらに野球グラウンドには黒土が使用されているなど、スポーツに非常に力を入れています。

地域交流の一環として、学校内にある「なるお文化ホール」は、入学式や文化祭などのイベントにも利用されており、一般への開放も行われています。

教育環境の快適さも大切にしており、全教室にはエアコンが設置されており、騒音対策も施されています。さらに、学校の図書館は全国でも豊富な蔵書を誇り、5万冊以上の書籍が揃っており、学習の幅を広げています。

著名な出身者

西宮東高等学校は多くの著名人を輩出しています。元毎日放送アナウンサーの近藤光史や脚本家の江頭美智留、俳優の堤真一、女優の常盤貴子（中退）など、文化や芸能界で活躍する卒業生が多数います。

まとめ

西宮市立西宮東高等学校は、地理的な利点に加え、充実した教育内容と施設を有する高校です。様々な可能性を秘めた学生たちが成長する場として、地域社会に根ざした教育を推進しています。

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