諫山創

諫山 創（いさやま はじめ）

諫山創は、1986年8月29日に大分県日田郡大山町（現在の大分県日田市）で生まれた日本の漫画家です。彼は大分県立日田林工高等学校を卒業後、専門学校九州デザイナー学院のマンガ学科で学びました。諫山は、特に「進撃の巨人」での功績で知られています。この作品は、彼のキャリアを大きく変えるきっかけとなりました。

略歴

諫山創は、2006年に講談社のマガジングランプリ（MGP）において『進撃の巨人』で佳作を受賞しました。この受賞後、2008年には作品『HEART BREAK ONE』が第80回週刊少年マガジン新人漫画賞で特別奨励賞を得ています。同年には、短編『orz』が第81回新人漫画賞に入選し、これにより『マガジンSPECIAL』でデビューを果たしました。

2009年からは『別冊少年マガジン』にて「進撃の巨人」の連載を開始し、この作品は瞬く間に人気を博しました。2011年には作品が第35回講談社漫画賞少年部門を受賞し、さらにはアニメ化や実写映画化などのメディアミックス展開も行われました。作品が完結を迎えた2021年には、第3回野間出版文化賞を受賞し、彼の功績が広く認められました。

私生活においては、諫山は2018年12月31日に自身のブログで結婚を発表しています。2023年にはアングレーム国際漫画祭にて特別賞を受賞しました。

人物

諫山の実家は梅の栽培を営む農家で、父親は彼が漫画家になることに反対していました。また、彼は小学生の頃にサッカークラブに所属していましたが、その時の劣等感が彼の人格形成に影響を与えたと話しています。2002年に今話題の格闘技試合を観たことがきっかけで、格闘技観戦に興味を持つようになりました。彼のブログには、しばしば格闘技に関する話題が取り上げられています。さらに、作品の中には格闘技に関連する技や実在の格闘家をモデルにしたキャラクターが描かれることがあります。

彼はまた、インターネットを通じてファンからの意見や評価を確認し、自作の向上に役立てています。趣味としては、ももいろクローバーZのファンを公言しており、メンバーの一人が描いたイラストを基にしたキャラクターが彼の作品に登場しています。また、映画評論家の町山智浩のラジオを好んで聴いており、後に町山は彼の作品の実写映画版の脚本を担当しています。

主要作品

• - 進撃の巨人（「別冊少年マガジン」2009年10月号-2021年5月号、全34巻）
• - 読切作品:

- 「人類VS巨人」: 19歳の持ち込み作品（2008年11月1日配信）
- 「orz」: 『マガジンSPECIAL』2009年3月号
- 「進撃の巨人 特別編」: 『週刊少年マガジン』2010年10号、2011年2・3号
- 「the Killing Pawn」: 作画・皆川亮二（2014年36・37合併号）

出演番組

諫山はラジオ番組やテレビ番組にも出演しており、特に以下のようなプログラムに参加しています。

• - ラジオ:

- 真夜中のハーリー&レイス（2011年3月1日）
- ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル（2014年4月26日）

• - テレビ:

- あにP（2013年3月31日）
- 未来シアター（2013年5月10日）
- インタビュー「進撃の巨人 作者 諫山創」 (2018年、2022年再放送)
- 情熱大陸（2018年）
- 新・情報7daysニュースキャスター（2020年、2021年）

このように、諫山創は日本の漫画界において重要な存在であり、彼の作品や活動は多くの人々に影響を与え続けています。

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