農業協同組合連合会

農業協同組合連合会について

農業協同組合連合会は、農業協同組合法に基づき日本において設立される組織です。この連合会は、農業協同組合同士の協力を促進し、共通の目的に向けた活動を行うための枠組みを提供します。

構成と種類

農業協同組合連合会は主に、総合農協の連合会と専門農協の連合会の二つに大別されます。総合農協は、さまざまな農業関連事業を総括的に扱う組織であり、専門農協は特定の分野に特化して活動する組合です。近年では、これらの連合会が多様化しており、さまざまな事業が展開されています。

また、全国農業協同組合中央会（JA全中）は、連合会と総合農協の指導を行う別の組織ですが、法改正により、その組織形態も変化してきました。2019年にはJA全中が一般社団法人となり、都道府県農業協同組合中央会は農業協同組合連合会に移行しました。

年次の連合会数

2022年度末の時点で、全国には合わせて220の農業協同組合連合会が存在しています。その中には、全国区域において11の連合会、10の県区域およびそれ未満の連合会が含まれています。この多様な構成は、日本の農業における相互支援の姿勢を反映しています。

全国区域の連合会の詳細

全国区域に存在する総合農協の連合会には、以下の4つがあります。
1. 経済事業を行う全国農業協同組合連合会（JA全農）
2. 共済事業を担当する全国共済農業協同組合連合会（JA共済連）
3. 医療などの厚生事業を行う全国厚生農業協同組合連合会（JA全厚連）
4. 日本文化厚生農業協同組合連合会（文化連）

なお、全国新聞情報農業協同組合連合会は、2023年4月に株式会社JA新聞連に組織変更となりました。

専門農協の連合会

専門農協の連合会もさまざまな組織が存在します。主な連合会には以下のものがあります。

• - 日本園芸農業協同組合連合会（日園連）
• - 全国酪農業協同組合連合会（全酪連）
• - 全国畜産農業協同組合連合会（全畜連）
• - 全国開拓農業協同組合連合会（全開連）
• - 日本養鶏農業協同組合連合会（日鶏連）
• - 日本椎茸農業協同組合連合会（日椎連）

県区域の連合会

県区域においても、総合農協の連合会がいくつか存在します。これには都道府県農業協同組合中央会が傘下にある連合会や、北海道経済農業協同組合連合会（JA経済連）が名を変更したホクレン農業協同組合連合会（JA全農傘下）などが含まれます。また、JA厚生連とJA信連も各都道府県における信用事業を支える重要な連合会です。

参考

我が国の農業協同組合連合会は、農業の発展だけでなく地域社会の経済的安定にも寄与する重要な役割を果たしています。そんじょそこらの農業以外にも多様な事業を展開し、今後もその役割はますます増していくことでしょう。

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