辻学園調理・製菓専門学校

辻学園調理・製菓専門学校について

辻学園調理・製菓専門学校は、大阪市北区にある専修学校で、学校法人三幸学園が運営しています。この学校は、同じ大阪にある著名な辻調理師専門学校とは異なる法人が運営しており、創設者の辻静雄との関係があるものの、直接の繋がりはありません。辻学園には、辻徳光という創設者がいて、彼は辻静雄の娘婿でもあります。

沿革

この学校の歴史は1930年にさかのぼります。当初の学校が設立された後、1942年には日本割烹学校が創立され、その後1959年には辻学園日本調理師学校が設立されました。これは、日本初の調理師養成を目的とした学校でした。1978年に専修学校として位置づけられ、1987年には名前を辻学園調理技術専門学校に変更しました。2006年には、現在の「辻学園調理・製菓専門学校」という名称に改められました。

2011年、学校法人辻学園が民事再生法の適用を申請し、28億円の負債があったものの、東京未来大学を運営する三幸学園の支援によりその危機を乗り越えています。

学科プログラム

辻学園調理・製菓専門学校では、複数の学科が用意されています。まず、基本となる「調理師学科」では、料理の基本技術から応用に至るまでを学びます。また、「高度調理技術学科」では、さらに専門的な技術と知識が求められ、料理のプロを目指す学生が集まります。さらに、「製菓衛生師学科」では、製菓に特化した教育が行われ、衛生管理や技術などが重視されます。

所在地とアクセス

辻学園調理・製菓専門学校は、〒530-0047の大阪市北区西天満1-3-17に位置しています。最寄り駅としては、京阪本線と地下鉄堺筋線の北浜駅があります。

旧校舎について

旧校舎は、かつて大林組の本社として使用されていた建物で、大正15年に建設された近代的な建築物です。この建物は土佐堀川側と土佐堀通側からも正面に見えるようにデザインされています。2022年10月まで「ル・ポン・ド・シエル」というフランス料理店が入居し、「ル・ポン・ド・シエル・ビル」という名前で知られていました。旧校舎はRC造りの6階建てで、設計は平松英彦氏、施工は山口組が担当しています。

出身者

辻学園の卒業生には、名古屋のローカルタレントであるきくち教児などがいます。彼は、この学校で学んだ後、地元での活動を通じて知名度を高めました。

まとめ

辻学園調理・製菓専門学校は、長い歴史を持ち、調理技術や製菓に特化した教育を提供しています。専門的な知識と技術を身につけることで、多くの学生が料理の世界で活躍しています。

もう一度検索