近藤太香巳

近藤 太香巳（こんどう たかみ）について

近藤太香巳は1967年に大阪府で生まれ、日本の実業界で名を馳せるビジネスリーダーである。彼はNEXYZ.Groupの創業者兼代表取締役社長を務めるほか、一般社団法人パッションリーダーズの代表や事業創造大学院大学の客員教授としても活躍中だ。近藤はその事業経験から多くの合わせた賞を受賞しており、特に2019年にはシーバスリーガル ゴールドシグネチャー・アワードのビジネスイノベーション部門で受賞を果たしている。

生い立ちと初期の経歴

彼は大阪府立西淀川高等学校を中退した後、18歳で普通自動車免許を取得し、自動車を購入。しかし、購入して17時間後に事故を起こし、自動車を廃車にしてしまい、220万円の借金を背負うことになった。そして、「誰にでもできる簡単な仕事、NTT関連」という求人広告に目を引かれ、訪問販売の世界に足を踏み入れた。これが彼の事業家としてのキャリアの始まりである。

起業への道

19歳で父親が経営する喫茶店の影響を受け、「日本電機通信」を設立し、ホームテレホンの訪問販売を開始。この活動を通じて、近藤は新たな事業の可能性を感じ、大阪から高松に拠点を移す決断をした。その後、社名を「日本テレックス」に変更し、ターゲットを主婦層に絞ったビジネス戦略を打ち出す。この際に出した求人広告には、彼自身がかつて見た文言を引用しており、この考え方に根ざした働き方の重要性を説いた。

テルミーシステムの考案

高松で成功を収めた彼は、「テルミーシステム」を開発。この商法が業績を上げる大きな要因となり、携帯電話市場に参入する際にも、他者との差別化を図るためにそのロジックを応用した。新しいビジネスモデルである「テルミープラザ」を立ち上げ、携帯電話を初期費用なしで提供。この動きが四国や九州における携帯電話の保有率を大幅に向上させ、業界に新たな風を吹き込む結果となった。

懸賞応募リストの活用とブロードバンドの普及

その後の展開として、「ネクステル」と名付けた会社では、著名なブランドと提携し、日本初となる企画を手掛け、日本医療と携帯電話の結びつきを強化した。また、懸賞応募者向けの提案を通じて、事業を拡大させる工夫も行い、そうした実績が評価されてソフトバンクとの代理店契約につながる。これにより、社名を「ネクシィーズ」に改称し、契約数での日本一を達成するなど、多大な成功を収めた。

上場と事業の多角化

2002年にナスダック・ジャパンに上場し、2004年には東京証券取引所にも上場。彼は最年少の創業社長としての地位を確立した。その後、事業の持株会社体制を取り入れ、革新を続けた。経済産業大臣賞も受賞し、賞歴が彼の経歴を彩ることとなった。

LED照明事業への参入

2012年には、LED照明事業に参入し、「日本の電気代を下げる」をスローガンに急速に拡大を図る。特に「初期投資オール0円」の独自プランにより、多くの国内企業がLED導入を進め、大幅なコスト削減を実現した。これによりネクシィーズは業界のリーダーとしての地位を確立した。

結語

近藤太香巳は、新たなビジネスモデルを確立し、多くの困難を乗り越えながらも日本の実業界で成功を収めてきた。彼の著書や活動は、多くの人に影響を与え続けている。

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