近藤弥生

近藤弥生（こんどう やよい）

近藤弥生氏は、1959年4月20日生まれの日本の政治家であり、税理士の資格を持つ人物です。東京都足立区長を5期務めており、区の公報などでは「近藤 やよい」と表記されています。

プロフィール

東京都足立区梅田で生まれ、青山学院大学大学院経済学研究科博士前期課程を修了しました。父親は元東京都議会議長の近藤信好氏です。1983年から警視庁国際捜査課に勤務した後、税理士として活動していました。

政界での活動

1997年に東京都議会議員選挙に初当選し、2001年と2005年の都議選でも再選を果たしました。都議時代は自民党に所属していました。2007年3月に都議を辞職し、同年6月3日に行われた足立区長選挙に無所属で立候補し、共産党が支援した女性新人候補を破り初当選しました。東京都特別区では、中山弘子氏に次いで2人目の女性区長となりました。2011年の区長選では元区長の吉田万三氏を大差で破り再選を果たし、2015年、2019年、2023年の区長選でも勝利し、現在5期目を務めています。

アレフ問題への対応

2012年6月3日、区内に拠点を置く宗教法人アレフの解散と、入谷の教団施設からの退去を求める住民デモに参加しました。

パートナーシップ宣誓制度導入

2020年9月25日、足立区議会定例会で自民党の白石正輝区議が性的少数者に対する差別的な発言をしました。この発言を受け、近藤区長は「結婚しておらず子どももいない私は『普通』ではないのか」と悲しんだといいます。その後、市民団体からの署名提出や区議会の説得により、白石区議は謝罪と発言の一部撤回を行いました。この問題を受け、足立区は性的少数者との意見交換会を開始し、近藤区長も出席しました。そして、2021年度にパートナーシップ宣誓制度を導入することを発表し、同年4月1日に制度を開始しました。また、2020年12月7日には「あだちLGBT相談窓口」を開設し、性的少数者への支援を強化しています。

その他

近藤区長は、多様性を尊重し、誰もが暮らしやすい社会を目指す政策を推進しています。

外部リンク

* はい、区長です。｜足立区

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