連坊駅

仙台市地下鉄東西線 連坊駅

仙台市若林区連坊二丁目に位置する連坊駅は、仙台市地下鉄東西線沿線にある駅です。駅番号はT09、副駅名として『仙台一高前』の愛称も持ちます。2015年12月6日に開業した比較的新しい駅でありながら、既に地域住民にとって欠かせない存在となっています。

駅の歴史

連坊駅は、2000年に駅名（仮称）が公表され、その後、2006年に着工。幾多の工程を経て、2013年には正式な駅名が決定し、2015年の開業に至りました。開業時の1日平均乗車人員予想は2503人でしたが、2022年度には3936人と、予想を上回る利用状況となっています。この利用状況の増加は、駅周辺の開発や地域住民の増加と密接に関連していると考えられます。

駅構造とアクセス

連坊駅は地下駅で、ホームは地下2階にあります。地上には西1出口と東1出口の2ヶ所の出口があり、東1出口付近には駐輪場も併設されています。各出口からは、周辺の様々な施設にアクセスできます。

駅周辺の施設

連坊駅周辺は、教育機関、商業施設、公園など、多様な施設が充実しています。教育機関としては、仙台第一高等学校、仙台二華中学校・高等学校、仙台市立連坊小路小学校などが近くにあります。また、宗教施設である成覚寺や泰心院も周辺に位置しています。

商業面では、連坊商店街があり、生活に必要な物資の調達に便利です。郵便局も近くにあるため、行政サービスの利用も容易です。

レクリエーション施設としては、宮城野原公園総合運動場や楽天モバイルパーク宮城が近接しており、スポーツ観戦や運動を楽しむことができます。弘進ゴム アスリートパーク仙台や県営テニスコート場なども利用可能です。聖ウルスラ学院木ノ下キャンパスも近くにあります。

交通アクセス

連坊駅からは、仙台市営バスも利用できます。薬師堂駅、大和町・霞の目営業所方面、東北大学病院方面への路線が運行されており、地下鉄とバスを乗り継ぐことで、仙台市内各地へのアクセスが容易です。

駅名の由来

駅名の「連坊」は、この地域の歴史に由来します。かつてこの地には陸奥国分寺があり、その門前には24もの塔頭（坊）が連なっていたことから、「連坊小路」と呼ばれ、現在も地名として残っています。駅周辺の道路も「連坊小路」と呼ばれており、駅名に採用されたのは、この地名に因むものです。

隣の駅

連坊駅の隣の駅は、西側に宮城野通駅、東側に薬師堂駅です。東西線を利用すれば、仙台市内の主要地域へのアクセスが可能です。

駅周辺の整備

東西線の建設と並行して、駅周辺の道路整備も進められました。特に、都市計画道路である狐小路尼寺線の整備は、道路交通の円滑化に大きく貢献し、東西線開業前日には開通しました。この道路整備によって、駅へのアクセスが向上し、地域全体の利便性が向上したと言えるでしょう。

連坊駅は、地域住民の生活に密着した、利便性の高い駅として、今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

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