道の駅鹿島

道の駅鹿島（みちのえき かしま）

佐賀県鹿島市の国道207号沿いに位置する道の駅鹿島は、1994年4月に開業した佐賀県初の道の駅として知られています。地域の活性化を図るために設置されたこの施設は、訪れる人々に多くの魅力的な体験を提供しています。

歴史と背景

道の駅鹿島は、1985年に鹿島ガタリンピックが始まったことから観光地としての基盤が築かれていきました。1987年に物産館が開設されると、地域の特産品や観光案内の拠点としての役割を果たすことになりました。その後、1994年に正式に道の駅として登録されました。

鹿島市は1976年に発生した土砂災害の影響を受け、その後の復興及び地域振興の一環として、1976年に設置された埋め立て地に「鹿島市七浦海浜スポーツ公園」が1983年にオープンしました。この公園も地元の観光の一翼を担っています。

主なアクティビティと施設

道の駅鹿島では、有明海に面した稀有な立地を生かし、干潟体験を提供しています。この体験は全国的にもユニークであり、訪れる観光客にとって貴重な思い出となっています。道の駅内では、スキーレンタルや潟タビの貸出、温水シャワーの利用も可能です。特に修学旅行生やファミリー層に人気があり、年間を通じて1万人以上の体験者が訪れています。

毎年初夏には鹿島ガタリンピックが開催され、地元の活気を象徴するイベントとなっています。開催当日は、観光客への便宜を図るため、祐徳稲荷神社から無料のシャトルバスが運行されます。アクセスも良好で、肥前七浦駅から徒歩約8分の距離に位置しています。

2024年のリニューアル

道の駅鹿島は2024年4月7日、リニューアルオープン予定で、新しい駐車場スペースの拡充や、歩行者の安全を考慮した設計の見直しが行われます。大型車と普通車が交錯しないように駐車場が分けられ、国道からの見通しも良くなるとのことです。この改修は、地域が選定した重点「道の駅」としての指定に基づいて実施されています。

施設情報

道の駅鹿島には、以下のような施設があります。

• - 駐車場: 普通車200台、大型車10台、バイク8台分の駐車スペースを備える。
• - トイレ: 24時間利用可能、男女別及び身体障がい者用のトイレが完備。
• - 干潟体験ゾーン: 4月下旬から10月まで利用可能。
• - 体育館とプール: 季節ごとのアクティビティとして利用。
• - 干潟交流館「なな海」: 無料のミニ水族館あり。
• - 飲食施設: うどんコーナーやカキ焼き、バーベキュー広場も訪れる人々に人気です。

道の駅鹿島は、地域経済の発展と観光産業の推進を目指し、今後も新たな体験を提供し続けていくでしょう。旅行やレジャーに訪れた際には、ぜひ足を訪れ、この素敵な施設を体験してみてください。

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