遠藤達哉

遠藤達哉とは

遠藤達哉（えんどう たつや）は、1980年7月23日生まれで、日本の漫画家として多くの人気作品を世に送り出してきました。茨城県古河市出身であり、彼の代表作には、スパイを題材とした大ヒット作品『SPY×FAMILY』や、幻想的な世界を描いた『月華美刃』などがあります。

経歴

2000年に彼の漫画家としてのキャリアが始まりました。『西部遊戯』で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞し、その年の春には『赤マルジャンプ』に掲載されてデビューを果たしました。その後、2000年51号の『週刊少年ジャンプ』にて読切『月華美刃』を発表し、多くの読者の注目を集めました。

彼は2007年から2008年まで『TISTA』を連載し、この作品は初の連載となりました。アシスタントとしては、人気作『青の祓魔師』の加藤和恵の元で修行をし、さらに多くの作品の手伝いをこなしました。2010年には『月華美刃』の連載も再開し、2012年に完結に至ります。

2018年には、『ジャンプSQ』に短編『I SPY』を発表し、その反響を受けて2019年から『少年ジャンプ+』で『SPY×FAMILY』を連載スタート。数年後の2023年には、この作品で第52回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞しました。

人物

遠藤は幼少期から漫画家として生きる道を選んでおり、彼の家族は両親と兄が一人います。映画や俳優に対する愛情もあり、特にブルース・リーや阿部寛、女優ではメグ・ライアンやオドレイ・トトゥを好んでいます。また、漫画家としては鳥山明や西森博之といった巨匠たちに影響を受けています。

趣味や特技については、スキーやバスケットボールなどのスポーツを楽しみ、収納や中古屋巡りに興じることが多いと語っています。また、彼の作品には個性的なキャラクターが多く登場し、彼自身が「萌え」として挙げるのがガスマスクやメガネといった独特の趣味に基づいた要素が見受けられます。

坂道シリーズのファンでもあり、乃木坂46のキャプテン秋元真夏が卒業を発表した際には、自身のTwitterでキャラクター・アーニャが悲しむ姿を描いたイラストを投稿するなど、ファンとしての一面も見せています。

作品リスト

• - 連載作品

- 月華美刃
- TISTA
- SPY×FAMILY

• - 短編集

- 四方遊戯 遠藤達哉短編集（2008年）

• - 挿絵

- 大崎知仁『屋上探偵』全2巻
- 雀野日名子『山本くんの怪難 北陸魔境勤労記』
- 菅野隆宏『流浪刑のクロニコ』全2巻

遠藤は、漫画家としての確固たる地位を築きながら、多くのかたちで日本の漫画界に貢献し続けています。彼の作品は独自の視点とユーモアを持ち、幅広い読者に支持されていることが彼の実力を物語っています。

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