郡上八幡駅

郡上八幡駅について

郡上八幡駅（ぐじょうはちまんえき）は、岐阜県郡上市八幡町稲成に実在する長良川鉄道越美南線の駅です。駅番号は25で、この地域の主要駅となっています。越美南線内においても、重要な運行拠点としての役割を果たしています。

歴史

この駅は1929年12月8日に開設され、初めは終着駅としてスタートしました。当初は旅客と貨物の取扱が始まりましたが、1932年には美濃弥富駅（現・郡上大和駅）へと延伸され、さらなる発展を遂げました。1965年には昭和天皇と香淳皇后が国民体育大会に合わせて行幸し、特別列車が運行されたことも記憶に残っています。

1974年には貨物取扱が廃止され、その後1984年に荷物の扱いも終了しました。1986年には長良川鉄道に転換され、今の郡上八幡駅が誕生します。1993年には「ふるさとの鉄道館」がオープンし、地域の鉄道文化を伝える拠点となりました。2015年には駅舎が国の登録有形文化財に登録され、2017年には開業時の姿に復元されました。

駅構造

郡上八幡駅は地上駅で、単式・島式ホームが計2面3線あります。駅舎側が単式ホームで、両ホームは跨線橋で繋がっています。ホーム側面にはかつての玉石積みの構造が見られるなど、歴史的な特徴が残されています。駅舎は木造の平屋建てで、開設当初の風情を大切にしつつ、数回にわたる改修を経て、現在も使用されています。また、「ふるさとの鉄道館」など鉄道関連の展示スペースもあり、訪れる人々に楽しんでもらえる要素が満載です。

文化財

2015年には駅の本屋、上りプラットホーム、跨線橋、下りプラットホームと待合所、物置、梃子上屋が国の登録有形文化財として認定されました。これらの建物は、当駅の歴史的意義を伝え、訪問者に興味深い資料を提供しています。

利用状況

郡上八幡駅周辺には吉田川が流れ、そこから長良川へとつながっていきます。駅は市街地から少し南に位置し、周辺には観光スポットや交通機関が充実しています。コミュニティバス「まめバス」が運行されており、市内観光にも便利です。

駅周辺の施設

駅の北側には郡上八幡市街地が広がり、訪れる人々はバスでアクセスすることができます。周囲には郡上八幡地方合同庁舎、郡上市民病院、さらには国道や自動車道も近くにあり、利便性は非常に高いです。

このように、郡上八幡駅は単なる交通の拠点だけでなく、地域の文化や歴史が詰まった魅力的なスポットとなっています。訪れる際にはぜひ、その魅力を体験してみてください。

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