野宮一範

野宮 一範

日本の男性声優、野宮一範（のみや かずのり）は、2月6日生まれ、岡山県出身です。現在は声優事務所レオパード・スティールに所属しています。声優としてのキャリアをスタートする以前は、キャロットハウス、そしてコペルに所属していた経緯があり、2017年4月1日からはレオパード・スティールと業務提携を結んだ後に正式所属となりました。

人物・エピソード

野宮氏が声優を目指すきっかけとなったのは、幼少期に視聴したアニメ作品『新機動戦記ガンダムW』に登場するキャラクター、ヒイロ・ユイの演技に感銘を受けたことだといいます。彼の趣味は多岐にわたり、特に玩具やフィギュアの収集に情熱を注いでいます。その興味は深く、かつては秋葉原にあるフィギュア専門店でアルバイトとして働いた経験も持つほどです。さらに、自身でも積極的に造形活動を行っており、自作したフィギュアを『ワンダーフェスティバル』をはじめとする模型イベントで発表・販売するなど、クリエイターとしての一面も持っています。

また、共演者とのユニークなエピソードもあります。アニメ『緋色の欠片』での共演が縁となり、同じく声優である三宅麻理恵氏と川原慶久氏によって「二次元同好会」なる集まりに入れられたことを明かしています。

主な出演作品

野宮一範氏は、アニメーションをはじめ、ゲーム、ドラマCD、吹き替えなど、幅広い分野でその声を聞くことができます。

テレビアニメ

テレビアニメでは、2010年からの『薄桜鬼』シリーズ複数作品で松前兵や佐々木愛次郎などを演じました。特に代表的な役としては、2012年の『緋色の欠片』とその続編にあたる作品で狗谷遼役を担当し、ファンに強い印象を残しました。その他、『げんしけん 二代目』、『BROTHERS CONFLICT』、『洲崎西 THE ANIMATION』、そして『学園ハンサム』では鏡蓮児役を演じるなど、様々な役柄を演じ分けています。

ゲーム

ゲーム作品への出演は非常に多く、特に女性向けゲームブランド「オトメイト」作品、中でも『緋色の欠片』シリーズにおいては、アニメと同様に狗谷遼役を長く担当しており、このシリーズは彼のキャリアにおける重要な柱の一つとなっています。他にも、『新紀幻想スペクトラルソウルズII』、『スペクトラルフォース』、『ブレイジングソウルズ』といったファンタジーRPG作品や、『戦国大戦』シリーズのような歴史シミュレーションカードゲームにも多数出演し、様々な武将や兵士の声を担当しています。

また、『アガレスト戦記』シリーズ、『ワンド オブ フォーチュン2』シリーズ（カダ役）、『デザート・キングダム』、そして『フェアリーフェンサー エフ』シリーズ（邪神役）など、ジャンルを問わず数多くのゲーム作品に声を吹き込んでおり、その出演リストは非常に多岐にわたります。

その他

OVA: 『学園ハンサム The Animation』（鏡蓮児役）
ドラマCD: 『殻の少女』（葛城シン役）、『スズノネセブン!』（城戸幸村役）、『緋色の欠片』シリーズ（狗谷遼役）など、アニメやゲーム関連作品を中心に多数出演。
吹き替え: 愛知国際女性映画祭やキンダーフィルムフェスティバルにて上映された作品など。
ラジオ: 『ラジオ緋色の欠片 紅陵学院保健室』ではメインパーソナリティーを務めました。
イベント: 「オトメイトパーティー」、「Japan乙女Festival」、「緋色の欠片季封村秋祭り」など、出演作品関連のイベントに多数参加しています。
CD: 『緋色の欠片』や『ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承』のキャラクターソングCD、ゲーム主題歌など。
* ナレーション・CM: 「みずほ銀行宝くじ」や「CABAL ONLINE」などのCMナレーション、様々なプロモーションビデオやマニュアル、ラジオCMなどでナレーションも担当しています。

声優としてだけでなく、趣味を活かした造形活動やフィギュア関連の知識を持つなど、多才な一面を持つ野宮一範氏。今後のさらなる活躍が期待されます。

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