釣りスピリッツ

釣りスピリッツ：アーケードからSwitchへ、進化し続ける釣り体験

『釣りスピリッツ』は、バンダイナムコエンターテインメントが開発した魚釣り体験メダルゲームです。2012年11月にアーケード版が登場し、その後2019年7月にはNintendo Switch版が発売され、幅広い層に楽しまれています。

ゲーム内容：体感的な釣り体験

アーケード版では、大型モニター2枚を使用したステージで、釣り竿型コントローラー「サオコン」を使って魚を釣り上げます。ロッドの使い分けや、ウルトラ必殺技といった要素があり、単なるメダルゲームに留まらない奥深さが魅力です。登場する魚の種類もバージョンアップごとに増え、現在では約200種類もの魚が登場します。基本はメダルゲームですが、100円投入口を備え、コインプレイも可能です。
2022年12月にはメジャーバージョンアップが行われ、タイトルが『釣りスピリッツ シンカー』に刷新されました。

多彩な派生機種

『釣りスピリッツ』は、様々な場所で楽しめるように、多様な派生機種が存在します。

釣りアドベンチャー: ハウステンボスのアトラクションとして、巨大スクリーンで24人同時にプレイ可能。
ナジャヴの爆釣りスピリッツ: ナムコ・ナンジャタウンのアトラクションとして、縦型大型スクリーンで展開。
FishingSpirits: ラウンドワン限定で、大型モニター4枚を繋げた平面スクリーンで12人プレイが可能。
超釣りスピリッツ: ナムコ系列店舗向けで、縦型大型スクリーンを使用。
ナガシマ釣りスピリッツ: ナガシマスパーランドのアトラクションとして、巨大スクリーンで、ここでしか釣れない魚も登場。
釣りスピちゃお!: 未就学児向けの2人プレイ専用機。

Nintendo Switch版：いつでもどこでも釣り体験

2019年7月25日に発売された『釣りスピリッツ Nintendo Switchバージョン』は、Joy-Conをロッドとリールに見立てて操作します。アーケード版の移植である「メダルモード」に加え、1人用の「ぼうけんモード」、最大4人まで対戦できる「大会モード」が搭載されています。アップデートにより携帯モードでの1人プレイも可能になりました。

非公認のJoy-Con用アタッチメントも市販されていますが、バンダイナムコエンターテインメントは公式サイトで非対応を表明していました。その後、HORI製の専用アタッチメントが発売されています。

釣りスピリッツ 釣って遊べる水族館：新たな舞台へ

2022年10月27日には続編『釣りスピリッツ 釣って遊べる水族館』が発売されました。本作は水族館を併設したテーマパーク「大漁メダルランド」を舞台に、各種ゲームモードがテーマパーク内のアトラクションとして展開されます。魚の情報監修は、幼魚水族館館長の鈴木香里武氏が担当しています。
ソフトと同時に、Joy-Con用ガジェット「サオコン for Nintendo Switch」も発売されました。

豊富なゲームモード

『釣りスピリッツ 釣って遊べる水族館』には、多彩なゲームモードが用意されています。

釣りスピ水族館: メダルを使って魚を集め、水族館を完成させるモード。
釣りスピリッツ+: アーケード版を踏襲したモードで、連続釣り上げチャレンジや魚召喚などの新要素を追加。
オンラインゴッドアングラー選手権: 最大4人でのオンライン対戦モード。
毒ドク伝説: 海を救うストーリーモード。
釣りスピパーティー: オフライン対戦モードで、ミニゲームや大会モード、CPU対戦などが楽しめる。
サメサメフィーバー: メダル落としゲームで、サメを釣り上げて大量のメダルを獲得。

また、「釣りスピリッツ+」と「釣りスピパーティー」では、児童書『ざんねんないきもの事典』とのコラボレーションも行われています。

コミカライズ展開

『釣りスピリッツ』は、むぎわらしんたろう氏によってコミカライズされ、『月刊コロコロコミック』で2022年11月号から2024年3月号まで連載されました。コミカライズでは、ゲームの世界観を超えた壮大なフィッシングバトルが描かれています。単行本も全3巻が発売されています。

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