鈴木あずさ

鈴木あずさ：埼玉西武ライオンズのウグイス嬢

鈴木あずさは1975年8月19日に北海道で生まれ、現在は埼玉西武ライオンズのスタジアムアナウンサーとして活躍している。彼女はアナウンス業務に従事する一方で、広報部門でも活動しており、チームに欠かせない存在となっている。

学歴とキャリアの始まり

鈴木は札幌第一高等学校を卒業後、日本大学の国文学科に進学。その後、札幌ドームで施設職員として勤務していたが、ある日たまたま西武のアナウンス業務の募集を知る。これに興味を持った鈴木は応募し、2004年に西武に入社した。彼女のアナウンス業務が始まったのは、同年の5月からであり、一軍のホームゲームでのアナウンスを担当することとなった。

アナウンサーとしての活動

鈴木は入社後すぐに、その明快な声とユーモア溢れるアナウンスで多くのファンを魅了した。2010年にはアナウンス業務だけでなく、広報も担当することが決まり、より多角的に球団に貢献する形となった。2021年1月には、事業部に所属し、さらなる可能性を模索している。2022年には中日ドラゴンズとの試合で特別な交流企画を行い、ライオンズ選手の紹介を行うなど、アナウンス業務を超えたチャンスを掴んでいる。

有名なエピソード

鈴木のアナウンススタイルの中でも、一際有名なのが北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士に対する「いじりアナウンス」である。このエピソードが始まったのは2014年のことで、杉谷選手から「試合前練習の時間をアナウンスしてほしい」と頼まれたことがきっかけだった。通常、アナウンスしないこのような要望に初めは戸惑った鈴木であったが、杉谷の熱意に押されて、最終的にはその日の試合前練習でアドリブを交えたアナウンスを行った。

この「いじりアナウンス」は、2015年以降、日本ハムとの対戦が行われるベルーナドームでは定番となり、ファンやメディアからも広く注目されるようになった。特に2018年には『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』で「珍プレー大賞」を受賞するなど、思わぬ形で評価を得ることとなった。

最後のサプライズアナウンス

杉谷選手は2022年のシーズンをもって引退を発表し、最後の試合前練習では鈴木がサプライズでアナウンスを行った。試合後、杉谷は「鈴木さんがアナウンスしてくれたらいいなと思った」という感謝の言葉を述べ、彼女の存在がどれほど大切であったかを示した。

まとめ

鈴木あずさは、埼玉西武ライオンズのウグイス嬢として、選手やファンを楽しませる存在であり、日々新しいエピソードを生み出している。彼女のアナウンスはただの業務ではなく、試合の雰囲気を楽しむための重要な要素となっている。今後の活躍にも期待が高まる。

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