鈴木亨

鈴木 亨（すずき とおる）のプロフィール

鈴木亨は、1966年5月28日に生まれた日本のプロゴルファーで、現在はミズノに所属しています。また、芸能プロダクションのサムデイに所属し、幅広い活動を行っています。

幼少期とジュニア時代

鈴木のゴルフキャリアは、ゴルフ練習場を経営する父親からの影響を受けて始まりました。小学生の頃からゴルフのすばらしさに目覚め、毎日練習場の片付けを手伝っては、足腰を鍛えました。中学生になると、本格的にプロゴルファーを目指し、父親から厳しい指導を受けることになります。練習後の車内では、コースでのプレーについて反省会が開かれ、父親からの質問に即答できないと叱責されるという厳しい教育方針が取られました。

鈴木は名古屋の愛工大名電高校に進学し、ゴルフ部に所属しながらも、学生時代は合唱部にも夢中になるなど、バランスの取れた大学生活を送っていました。

日本大学ゴルフ部時代

鈴木は日本大学に進学し、ゴルフ部に入部。父親からは在学中に「日本」と名の付くアマチュアタイトルを獲得することが条件に課されました。艱難辛苦の末、1986年に岐阜オープンでベストアマを獲得し、1987年には日本アマチュアゴルフ選手権を制し、父との約束を果たしました。彼の同級生でありライバルでもあった川岸良兼とは、共同でゴルフ部の主將、副主將として活動しました。

プロゴルファーとしてのキャリア

1989年にプロ入りし、1990年にミズノオープンでデビューを果たします。1992年にはヨネックス広島オープンでツアー初のベスト10入りを果たし、さらに同年のゼンリン福岡オープンでプロ初優勝を果たします。以降、鈴木は実力を着実に伸ばし、1994年から2011年までの18年間、賞金シード権を維持し続けるという偉業を成し遂げました。また、1994年には国際的な舞台でのワールドカップ日本代表にも選出され、見事な活躍をみせました。

シニアツアーでの活躍

2016年からはPGAシニアツアーに参戦し、2018年の福岡シニアオープンでシニアツアー初優勝を果たし、続いて1ヶ月以内に3勝を上げました。これにより、賞金ランキングで2位に位置付けられています。

主な優勝歴

鈴木亨の主なゴルフの優勝歴には、1993年のジーン・サラゼン ジュンクラシックや、1994年の日経カップ、1996年のノベルKSBオープン、各種のシニアツアー大会などが含まれています。

人物像と家庭

彼は非常に真面目で温厚な性格を持ち、妻は元プロゴルファーの丸谷京子です。長女は歌手で元℃-uteの鈴木愛理で、愛理の弟も高校生の頃にゴルフを始め、クラブチャンピオンになった実績を持っています。鈴木はかつて父親から岐阜本巣CCの会員権を贈られ、プロゴルファーを目指す際の励みとしました。

トーナメントでは「ボンバー鈴木」との愛称があり、一日だけ爆発的なスコアを出すスタイルが仲間たちに親しまれています。また、鈴木は師として中島常幸を尊敬し、共にツアーやボランティア活動を行う関係にあります。

鈴木亨は、その真面目さや努力をもって日本ゴルフ界に貢献し続けているプロゴルファーです。

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