鈴木勇斗
鈴木 勇斗（すずき ゆうと）
基本情報
経歴
プロ入り前
鈴木は日置市立吉利小学校で野球を始め、日吉中学校では串木野黒潮に所属しました。鹿屋中央高校では、2年生の秋からエースとして活躍し、3年夏の鹿児島県大会では準々決勝で3安打完封を達成しました。しかし準決勝で鹿児島高校に延長戦で敗れ、甲子園出場は果たせませんでした。
その後、創価大学に進学し、大学野球に挑戦します。2年春からリーグ戦に登板し、3年秋には防御率1.72、4勝を挙げてMVPや最優秀投手、ベストナインの3冠に輝きました。さらに関東地区大学野球選手権大会では、国際武道大学相手に完投勝利を収めるなど、素晴らしい成績を残しました。大学4年生の春には杏林大学戦で初の完封勝利を達成し、秋には東京国際大学を相手に無四球完投勝利も果たしました。
阪神時代
2021年のドラフトでは阪神タイガースから2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円で入団しました。背番号は28で、阪神では江夏豊以来の左腕として期待されています。
2022年、初めてのシート打撃に登板しましたが、5人中3者に四球を与えるという厳しいスタートとなりました。この時、矢野監督から「この悔しさが出発点でいい」と励まされ、彼はプロ初年度は一軍出場は果たせませんでした。しかし、ウエスタン・リーグでは13試合に登板し、防御率8.06という結果に終わりました。
2023年シーズンは一軍昇格は叶いませんでしたが、ウエスタン・リーグでは21試合に登板し、5勝2敗、防御率3.69と成績を残しました。年俸は推定1000万円に減額されましたが、引き続き技術向上に努めました。また、同年の11月下旬には台湾のアジア・ウィンター・リーグにも参加しました。
選手としての特徴
鈴木選手は、クレイトン・カーショウを参考にした独特な2段モーションから、最速152km/hのストレートやスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームを投げます。大学時代は左打者に強く、多様な変化球を操っていたものの、プロにおいては内外のバランスを意識した新球習得に挑戦しています。
人物
高校時代に亜細亜大学野球部の練習を見学した際、髙橋遥人選手との交流があり、その後のドラフト指名で自らの目標選手として彼を挙げました。また、鈴木は乃木坂46のファンで、特に大園桃子を応援しています。彼はまた、歴史的人物の島津義弘に影響を受けており、その生き様からモチベーションを得ていると語っています。
詳細情報
- - 背番号: 28（2022年 - ）
- - 登場曲: 「One More Time」AK-69（2022年）、 「スター・ウォーズのテーマ」（2023年 - ）
関連項目
- - 鹿児島県出身の人物一覧
- - 創価大学の人物一覧
- - 阪神タイガースの選手一覧
外部リンク
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