髙橋遥人

髙橋 遥人のプロフィール

髙橋 遥人（たかはし はると）は、静岡県静岡市に生まれた1995年11月7日生まれのプロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打のスタイルを持っています。現在、阪神タイガースに所属しており、将来を嘱望されている選手の一人です。

経歴

プロ入り前

髙橋は、小学校入学後、兄の影響でソフトボールを始めました。小学3年生の時には「西奈少年野球スポーツ少年団」に入団し、常葉橘中学校ではテニス部と併行しながら右翼手及び投手として活躍し、チームを全国中学校軟式野球大会で勝利に導きました。その後常葉学園橘高校に進学、2年生の夏に甲子園に出場しましたが、初戦で敗退しています。高校卒業後は亜細亜大学に進学し、大学三年生の春にはリーグ優勝及び全日本選手権大会に出場しました。大学時代通算で31試合に登板し、防御率は3.57でした。

阪神タイガース時代

2017年のドラフトでは、阪神タイガースから2位指名を受けて入団し、契約金7000万円、年俸1200万円という条件で契約を果たしました。

2018年

入団初年度となる2018年、オープン戦から一軍に合流し、4月11日には広島戦で先発デビューを果たしました。この試合では7回を無失点に抑え、プロ初勝利を飾りました。この記録は、阪神の新人投手としては59年ぶりの快挙でした。しかし、左肩の不調によりシーズン後半は治療に専念することとなりました。シーズンの成績は2勝3敗、防御率3.63でした。

2019年

2019年には再び先発ローテーションに定着し、数々の好投を見せましたが、味方打線の援護に恵まれず、シーズンを通じての成績は3勝9敗1ホールド、防御率3.78でした。シーズン終盤のクライマックスシリーズにも出場し、経験を積みました。

2020年

2020年は先発[[投手]]陣の重要な一角として活躍し、プロ初の完投勝利を達成するなどの実績を残しました。シーズンを通じて5勝4敗、防御率2.49の成績を収め、年俸も増額の契約を結びました。

2021年

2021年はシーズン前に右脇腹の筋挫傷で出遅れたものの、9月にはシーズン初勝利を獲得し、さらに9月25日にはプロ初の完封勝利を達成するなど、着実に成績を向上させました。しかし、肘の手術を受けることになり、オフの契約更改では年俸も増加しました。

2022年・2023年

2022年はトミー・ジョン手術を受けることとなり、一軍登板は無くなりました。2023年には回復を試みるも、左肩の不調に悩まされ、再び手術を受けました。最終的には893日ぶりの二軍戦出場を果たしましたが、未だ本格的な復帰には至っていません。

投手としての特徴

髙橋は、152km/hに達するストレートに加え、独特な軌道を描くツーシームやカットボール、スライダー、チェンジアップなど多彩な球種を駆使します。その技術に対する評価は非常に高く、「左の岩隈」とも称されています。ただし、球質やフォームの安定性、制球力には課題も指摘されています。三振を奪う能力には自信を持ち、2019年にはリーグ8位の125奪三振を記録しました。

プロフィールのまとめ

髙橋遥人は、細身ではありますが、しなやかな腕の振りからの力強い投球が特徴的な投手です。今後の成長が期待され、阪神タイガースの重要なピースとしての役割が大いに期待されています。

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