鈴木真仁

鈴木 真仁（すずき まさみ）

鈴木真仁は1972年7月14日に神奈川県茅ヶ崎市で生まれた、日本の声優、歌手、および舞台女優です。彼女は日本芸術専門学校の特別講師や、大阪芸術大学短期大学部メディア芸術学科声優コースの非常勤講師を務め、後進の育成にも力を入れています。

経歴

鈴木真仁は、声優の仕事に興味を抱くきっかけとして、大山のぶ代が演じるドラえもんを挙げています。その頃まではドラえもんというキャラクターが実在するかのように思い込んでいましたが、現実とのギャップに戸惑ったことを語っています。中学生の時に観た宮崎駿の作品『風の谷のナウシカ』によって、声優という職業の存在を知り、演劇への興味を育んでいきました。

高校時代には演劇部に所属し、友人と声優になりたいと夢を語り合っていたが、当時の演劇部が活発ではないため、吹奏楽部に転部。しかし先輩の影響で早々に退部し、残りの高校生活は帰宅部として過ごすことに。それでも自身の夢は諦めきれず、声優の専門学校を志すことになります。代々木アニメーション学院を卒業した鈴木は、1992年にデビューを果たしました。

鈴木はフリーアトムや青二プロダクションなど様々な事務所に所属し、声優としてのキャリアを積んできました。デビュー作はPCエンジン版『ドラゴンナイトII』であり、1994年にはテレビアニメ『赤ずきんチャチャ』で主役として大きな注目を集めました。彼女の声優としての実力は瞬く間に評価され、数多くの作品に出演しています。

主な活動

声優業の傍ら、鈴木は1995年に自身のアルバム『Heavenly』をリリースし、同年には歌手としての活動も開始しました。歌詞には自身が共演した声優たちが関与するなど、豊かな才能を示しています。また、2004年からは横山智佐とともに音楽ユニット「Pink Rainbow」を結成し、多数のCDやDVDをリリース。三ツ矢雄二が率いる劇団アルターエゴにも所属し、舞台にも出演するなど、幅広いジャンルで活躍しています。

プライベート

プライベートでは、4歳上の姉と18歳下の弟がいる鈴木。普通自動車免許も所持しており、趣味は読書と散歩、特技として犬の鳴き真似を挙げています。また、ファンや同業者からは「マジンちゃん」という愛称で親しまれています。

出演作品

鈴木は、以下のような数々の作品に出演しています:

• - テレビアニメ: 『赤ずきんチャチャ』（チャチャ役）、『スレイヤーズ』（アメリア役）、『ONE PIECE』（アピス役）など。
• - 劇場アニメ: 『たまごっちホントのはなし』（ミカチュー役）、『スレイヤーズぷれみあむ』（アメリア役）など。
• - ゲーム: 『テニスの王子様』（早川楓役）、『戦国無双』（甲斐姫役）など。
• - 舞台: 『水色時代』（河合優子役）、『HUNTER×HUNTER ナイトメア・オブ・ゾルディック』（カナリヤ役）など。

総括

鈴木真仁はその多才さと声優としての長いキャリアにより、日本のエンターテイメント界で非常に重要な位置を占めています。彼女の活躍は今後も続き、さらなる新たな挑戦が期待されます。

もう一度検索