鎧塚俊彦

鎧塚 俊彦のプロフィール

鎧塚 俊彦（よろいづか としひこ）は、1965年10月16日に京都府宇治市で生まれたパティシエおよび実業家です。彼は「Toshi Yoroizuka」というスイーツブランドのオーナーシェフであり、東京都内に4店舗を展開しています。また、同ブランドを運営する株式会社サンセリーテの代表取締役を務めています。リーダーシップを発揮するだけでなく、地域貢献にも積極的で、彼は小田原ふるさと大使や宇治市観光大使としても知られています。

経歴

彼のキャリアは、1984年に京都府立城南高等学校を卒業後、1989年に辻製菓専門学校を卒業することで始まりました。在学中から製菓技術に魅了され、23歳で守口プリンスホテルに入社し、パティシエとして3年間の経験を積みます。その後、神戸のベイシェラトンホテルで副製菓長としての役職を担い、シェフとしての腕を磨きました。

1995年には30歳でスイスに渡り、名門のツッカーベッカライ エルマティンガーでオリジナル菓子「トシ・マンデル・クローネ」をプロデュースし、人気を博しました。その後も、オーストリアやフランス、ベルギーの名店での経験を経て、2003年に有限会社アトリエ・サンセールを設立。

ブランド設立と発展

2004年には恵比寿に「Toshi Yoroizuka」をオープンさせ、瞬く間に有名パティスリーとしての地位を築きました。2005年には月2回の定員制お菓子教室「ECOLE TOSHI」を開設し、スイーツ作りの魅力を広める努力を行っています。2007年には東京ミッドタウンに新たな店舗を開業し、他にも恵比寿本店のリニューアルや、「一夜城ヨロイヅカファーム」の立ち上げなど多岐にわたる事業を展開しています。

特に、2013年に出演したテレビ番組『アイアンシェフ』では、フレンチシェフとの対決で勝利を収め、その名をさらに広めました。

私生活と人間関係

私生活では、鎧塚は2016年に亡くなった女優の川島なお美と結婚しており、彼女とのエピソードは多くの人々に愛されています。しかし2015年、彼は夫人を胆管癌で失い、深い悲しみの中で仕事を続けることになりました。

彼には、片岡鶴太郎との面白いエピソードもあります。ある飲み会で、酔った勢いでスイーツ作りを宣言。最小限の材料からスフレを作るという独自のチャレンジを行い、その結果は好評を博しました。

また、網膜中心静脈閉塞症によって左目の視力を失ったものの、彼はその障害を乗り越え、パティシエとしてのキャリアを全うしています。サウナでの「鎧塚祭り」という冗談を交えたエピソードなど、親しみやすい人柄が伺える数々の逸話もあります。

映像出演とメディア

テレビでは、彼の技術やスイーツ作りが高く評価され、様々な番組に出演しています。特に、TBSの「ジョブチューン」では、自身の技術に対する審査員として定期的に呼ばれるなど、幅広くメディアに登場しています。加えて、いくつかの有名CMにも参加しています。

結論

鎧塚俊彦は、その技術と創造性で日本のパティスリー界に多大な影響を与えており、多くのファンに愛されています。彼のスイーツは、驚きや感動を与えることから、今後のさらなる活躍が期待されています。

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