門脇麦

門脇 麦

基本情報
門脇 麦（かどわき むぎ、1992年8月10日生まれ）は、日本の女優であり、所属事務所はユマニテです。本名でも知られています。

来歴

門脇は、父の仕事の関係でニューヨークに誕生し、5歳までアメリカで生活した後、東京に戻り育ちました。世田谷区立明正小学校、桐朋女子中学校、都立狛江高校を卒業。その後、芸能活動を目指すようになりました。幼少期にはクラシックバレエを学び、将来のバレリーナを目指し真剣に取り組みましたが、中学2年生の頃に限界を感じて断念しました。

高校生の時に映画に影響を受け、俳優という新しい道を模索し始め、高校卒業前に芸能事務所に履歴書を送信。両親から反対を受けるも、説得して芸能活動を開始しました。2011年にはテレビドラマ『美咲ナンバーワン!!』で女優デビューを果たし、この際はブルーミングエージェンシーに所属していました。

2013年にはCM『チョコラBB Feチャージ』で注目を集め、写真集を映画化した『スクールガール・コンプレックス』で初主演を飾りました。さらに、2014年にはR18+指定の映画『愛の渦』で強烈な印象を残し、多くの映画賞を受賞しました。その後の作品でも、女優業の幅を広げ、ドラマ『まれ』ではヒロインの友人役を演じて一躍注目を浴びました。

急な入院とその後

2015年には急性喉頭蓋炎の診断を受け入院し、月に撮影予定のドラマ『火花』に影響が出ることとなりました。実際には映画『世界は今日から君のもの』のクランクイン前日の入院であったことを後に明かし、手術を受けることとなりました。

主演作と受賞歴

2018年には映画『止められるか、俺たちを』で主演しブルーリボン賞を受賞、2019年には『さよならくちびる』で小松菜奈と共演し主演女優賞を獲得しました。2023年には日本テレビ系ドラマ『リバーサルオーケストラ』で初の民放ゴールデン・プライム帯での主演を務めました。

人物像

「麦」という名前は本名であり、真っ直ぐに育ってほしいという願いが込められています。家族は父、母、4歳下の弟がいて、アウトドア好きな両親の影響でアクティブな性格に育ちました。趣味は釣り、キノコ観察、読書、料理、映画鑑賞であり、特技としてクラシックバレエや英会話があります。特にバレエに関しては、中学生までの経験が役立ち、CMでバレリーナ役を演じるきっかけともなりました。

評価と活動

評論家からはその存在感や演技力が高く評価され、彼女のポテンシャルに見合う作品に恵まれていないという意見もあります。門脇自身はインディーズとメジャー作品の両方での活動に、特にこだわりなく取り組んでいるとされています。彼女の恋愛観や人間関係についてはプライベートを大切にしつつも、友人との関係は深く築いているようです。今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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