阪急グランドビル

阪急グランドビル

阪急グランドビル（はんきゅうグランドビル）は、大阪市北区の梅田地区、角田町にある高層ビルです。このビルは、梅田阪急ビルの第9期工事として建設され、地元経済の中心地として重要な役割を果たしています。

建設と歴史

阪急グランドビルは、1973年3月に建設が始まり、1977年7月27日に完成し、同年8月8日にオープンしました。もともとは阪急電鉄の旧梅田駅の跡地に建てられました。建設後、一時期は阪急電鉄によって流動化され、特別目的会社への匿名組合による出資が行われていましたが、2009年9月に阪急不動産が再び買い戻しました。

施設と入居者

このビルには多種多様な施設が入っており、27階から31階には阪急32番街として知られる飲食店や展望台があり、大阪の景色を一望できます。また、26階には貸会議室や展示会場も設置されていましたが、2023年6月24日に閉鎖されました。23階から25階には文化教室や赤十字血液センターの献血ルームがあり、地域の文化振興や社会貢献にも寄与しています。

さらに、22階にはクリニックセンター、14階から21階にはオフィススペースが用意されており、ビジネス利用にも適した環境が整っています。駐車場は5階から11階にあり、訪れる人々の利便性を考慮しています。1階から5階には銀行があり、地下1階には阪急サン広場地下通りという商業空間も広がっています。

エレベーターと設備

阪急グランドビルのエレベーターは、三菱製がメインで、非常用も含めた2代目のものに改修されています。23階で低層用から高層用のエレベーターに乗り換えることが可能ですが、駐車場用のエレベーターは東芝製で、こちらも2代目になっています。

高層用のエレベーターは1階から23階、31階まで利用できる三菱製で、低層用は1階から14階、23階にかけて設置されています。また、非常用のエレベーターも完備されており、安心して利用いただける環境が整っています。

その他の情報

阪急グランドビルでは、かつて毎日放送のラジオサテライトスタジオ「ラジオポートMBS」が31階に設置されており、本社スタジオが千里丘から茶屋町に移転するまで、地元の生放送番組が行われていました。また、屋上には関西テレビ放送のお天気カメラが設置されており、視聴者にリアルタイムの気象情報を提供しています。

このように阪急グランドビルは、多様な機能を有したビルであり、大阪のランドマーク的存在として多くの人々に利用されています。此外、地域の文化や経済の発展にも寄与している重要な施設です。

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