阿倍野消防署

阿倍野消防署の概要

阿倍野消防署は、大阪市阿倍野区松崎町に所在し、大阪市消防局が管轄する消防署です。阿倍野区の安全を守る重要な役割を担い、約120名の職員が、本署と晴明通・阪南の2つの出張所に分かれて活動しています。特別救助隊（都市災害対応救助隊：BR）が編成され、災害現場での救助活動に特化した能力を有しています。消防車両としては、消防車や救急車が配備され、火災や救急などの緊急事態に対応しています。

沿革

阿倍野消防署の歴史は、1944年2月1日に遡ります。当初は阿倍野筋3丁目の大阪市電気局阿倍野自動車車庫の一角を借りて開庁しました。その後、1945年2月20日に現在の場所に移転しています。

しかし、1945年の大阪大空襲により、一時的に近隣の消防署と統合され「阪南消防署」となりました。その後、1946年3月20日に住吉消防署が復興したことで、再び阿倍野消防署に改称されました。

管轄区域も変遷を重ね、当初は阿倍野・西成の2区を管轄していましたが、1948年2月5日に西成消防署が復興したことで、現在の阿倍野区全域を管轄する体制となりました。

施設面では、1950年7月に望楼が完成し、1962年11月には敷地が市有地化されました。1990年には大規模改修が行われ、施設の増強が図られました。

本署・出張所所在地

• - 阿倍野消防署本署: 阿倍野区松崎町四丁目4番30号(北緯34度38分22.5秒 東経135度30分59.5秒)
• - 晴明通出張所: 阿倍野区晴明通9番16号
• - 阪南出張所: 阿倍野区播磨町一丁目23番17号

配備車両

本署

• - P298: 小型消防ポンプ車
• - BR14: 救助工作車Ⅳ型
• - L5: 41m級ポンプ付はしご車
• - RW25: ウォーターカッター車
• - LW15
• - DB28
• - A361: 高規格救急車
• - A396
• - CC332: 化学車

晴明通出張所

• - P106: 中型消防ポンプ車
• - ST94: 救急車（A仕様）

阪南出張所

• - P187: 小型消防ポンプ車
• - A393: 救急車

予備

• - P127: 中型消防ポンプ車
• - ST62: 救急車（A仕様）
• - R64
• - A374
• - PI326

参考資料

• - 『阿倍野消防署六十年のあゆみ』 大阪市阿倍野消防署、2004年1月。

外部リンク

• - 阿倍野消防署

阿倍野消防署は、阿倍野区民の安全・安心を支える重要な拠点として、日々の活動を続けています。過去の災害経験を踏まえ、常に最新の技術と知識を取り入れ、地域防災の要として、その役割を果たしています。

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