雲南市・飯南町事務組合

雲南市・飯南町事務組合：地域社会を支える広域行政

島根県雲南市と飯南町によって設立された雲南市・飯南町事務組合は、両市町における広域的な行政サービスの提供を目的とした一部事務組合です。その業務内容は、地域住民の生活基盤を支える重要な役割を担っています。

組合の沿革と組織

この組合は、当初は飯石郡町村事務組合として発足しました。その後、2004年1[[1月1日]]に雲南市・頓原町・赤来町事務組合に改称され、2005年1月1日には現在の雲南市・飯南町事務組合へと名称変更されました。この変遷は、市町村合併や行政組織の再編を反映しています。

組合の組織は、組合議会と組合執行機関から構成されます。執行機関には、管理者1名と副管理者2名がおり、組合全体の運営を担っています。総括事務所は島根県雲南市掛合町に設置されています。

主要な業務内容

雲南市・飯南町事務組合は、主に以下の3つの事業を展開しています。

1. ケーブルテレビ事業: 雲南夢ネットとして知られるケーブルテレビの設置、管理、運営を行っています。そのサービスエリアは雲南市と飯南町全域に及び、地域住民への情報提供やコミュニケーションの円滑化に貢献しています。木次局、大東局、掛合局（うんなんエリア）、飯南局（いいなんエリア）の4つの放送局から構成され、それぞれの地域に合わせた情報発信を行っています。

2. ごみ処理事業: 雲南市と飯南町におけるごみ処理施設の設置と管理運営を担っています。この事業には、清掃工場と最終処分場が含まれており、地域の環境保全に重要な役割を果たしています。具体的には、いいしクリーンセンター（可燃ごみの中継業務、資源ごみ、不燃ごみ）、雲南エネルギーセンター（可燃ごみ）、リサイクルプラザ（資源ごみ、不燃ごみ）の3施設が連携して運営されています。可燃ごみの最終処理については、出雲市にある出雲エネルギーセンターに委託されています。

3. 火葬場運営: 三刀屋斎場を管理運営しています。この施設は、地域住民にとって欠かせない公共施設であり、株式会社雲南テクニカルサービスに指定管理者制度に基づいて運営を委託しています。サービスエリアは雲南市全域と、飯南町の一部地域（旧頓原町、松江市宍道町）を含みます。

各事業部の組織

各事業部はそれぞれの専門性を活かし、効率的な運営を行っています。

総務部: 組合全体の事務管理を担います。
CATV事業部: 情報管理課と制作課から構成され、ケーブルテレビ番組の制作・放送業務を行っています。
* 環境事業部: ごみ処理施設と火葬場の管理運営を担います。

まとめ

雲南市・飯南町事務組合は、ケーブルテレビ、ごみ処理、火葬場運営という、地域住民の生活に密着した重要な公共サービスを提供しています。これらの事業を通じて、両市町の地域社会の発展に貢献し、快適な生活環境の維持に努めています。将来にわたる持続可能な地域社会の実現に向けて、その役割はますます重要になっていくでしょう。

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