雷句誠

雷句誠（らいく まこと）

雷句誠（本名：河田誠）は、1974年8月23日生まれの日本の漫[[画家]]で、岐阜県岐阜市を故郷としています。1991年にデビュー作『BIRD MAN』でまんがカレッジに入選し、漫画の世界に足を踏み入れました。その後、高校卒業後に上京し、藤田和日郎のアシスタントとして6年間修行を積み、2001年から『週刊少年サンデー』で『金色のガッシュ!!』を連載し、人気作家となりました。

来歴

雷句は高校1年生のときに漫[[画家]]を志す決意を固めました。絵画の世界に興味を持ちながらも、普通の人々が理解しやすい漫画を描こうと決めたのです。最初は漫画の描き方を模索し、多くの編集部に作品を投稿しましたが、なかなか受賞できず、次第に新たな方法を探るようになります。高校2年生のときには岐阜から都内の小学館へ足を運び、編集者の助言を得ることができました。そして、高校3年生の頃、自己表現を全力で詰め込んだ『BIRD MAN』を投稿し、見事にデビューを果たしました。

連載の中で一際大きな転機となったのは『金色のガッシュ!!』です。この作品は2003年に第48回小学館漫画賞少年部門を受賞し、さらにテレビアニメ化、トレーディングカード、ゲーム、映画など多面的なメディア展開も行われました。子どもたちからの反応を受け、彼らに喜ばれる作品を作り続けることが何よりの幸せだと語っています。

小学館との関係

2008年からは新たな道を歩むことになります。小学館との訴訟に至る経緯は非常に複雑で、彼のストレスと対立の歴史が影響したものでした。作品の構想が固まっていたにも関わらず、連載の延長を迫られ、様々なトラブルを抱えることで精神的にも厳しい状況に陥りました。この結果、2007年12月に『金色のガッシュ!!』は連載を終了し、雷句は小学館との縁を切ることを決意しました。彼の作品は多くの読者に愛され続けており、幼少期の楽しみや思い出として残っていることが多いです。

後の活動

その後、雷句は2018年に自身の会社BIRGDIN BOARDを設立。電子出版の活動を開始し、2022年には『金色のガッシュ!!』の続編となる『金色のガッシュ!!2』の連載をスタートしました。

人物

ペンネームの「雷句」は、雷が好きで名付けられたものです。英語の「ライク」にも通じる響きを大切にしています。また、趣味はバイクであり、骨折を抱えながらも漫画制作を続ける姿勢にファンは驚かされます。多忙な作業環境の中でも、楽しみを見出しながら作品を生み出す姿勢が、彼の核心にあるのです。

作風

初期作品には青山剛昌や皆川亮二の影響が強く見られますが、藤田和日郎のアシスタントを経験することでそのスタイルが変化していきました。特に『金色のガッシュ!!』では少年漫画特有の熱血な描写や、人間関係の複雑さ、理不尽に対する強い思いが色濃く表現されています。

雷句誠は、漫画界において独自の地位を確立し、常に新しい挑戦を続ける作家でもあります。彼の作品には、子どもたちへの深い愛情と、読者との強い結びつきが感じられ、これからの活動にも期待が寄せられています。

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