青山敏弘

青山敏弘（あおやま としひろ）

青山敏弘は、1986年2月22日生まれで岡山県倉敷市が故郷のプロサッカー選手です。彼はミッドフィールダー（MF）としてサンフレッチェ広島に所属し、同クラブ一筋で活躍してきました。日本代表にも選ばれ、2015年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞するなど、その実力は多くのファンから称賛されています。

来歴

プロ入り前

青山は倉敷市の連島地区で育ち、幼少期からサッカーを始めました。地元のクラブチーム、川鉄SSで活動し、その後強豪のハジャスFCに所属。2001年には岡山県作陽高等学校に進学し、サッカー部の主力として活躍しました。2003年にはサンフレッチェ広島に特別指定選手として登録され、プロへの足掛かりを築きました。

サンフレッチェ広島でのキャリア

2004年に正式にサンフレッチェ広島に入団。初出場はナビスコカップで行われた横浜F・マリノス戦で、若手選手が中心となったメンバーの一員として活躍しました。初ゴールもこの試合で決め、その後のキャリアに道筋をつけました。もともと出場機会は少なかったものの、監督が変わった2006年から青山はボランチとしての役割を任され、次第に主力選手へと成長していきました。

2008年にはチームのJ1昇格に貢献し、2012年には広島のJ1初優勝を実現。彼はこの年のJリーグベストイレブンにも選出されるなど、その才能が開花しました。続く2013年もJ1リーグの連覇に寄与し、2年続けてベストイレブンに選ばれる快挙を成し遂げました。キャプテンとしての役割も担い、2015年にはチームをJリーグチャンピオンシップでの勝利に導き、その年の最優秀選手賞を獲得しました。

日本代表としての時間

青山は2007年にアジア予選で日本代表に選ばれ、その後2014年のFIFAワールドカップ日本代表にも名を連ねました。彼は代表としても数々の活躍をし、特に2015年にはキャプテンとしてチームを引っ張ったことが印象的です。アジアカップでも活躍し、国際舞台での経験を積みました。

プレースタイル

青山のプレースタイルは、運動量が豊富で、特に守備において高い危機察知能力を発揮します。攻守の切り替えが素早く、正確なロングフィードを駆使して攻撃を組み立てる能力も備えています。また、右アウトサイドでもプレー可能なため、チームにとって非常に重要な存在です。ミハイロ・ペトロヴィッチからは「エンジン」と称され、佐藤寿人との相性の良さでも知られています。

幻のゴール

青山は2002年には高校選手権岡山県予選決勝で、ノーゴールと判定されたシュートがVゴールとなるはずだった逸話を持っています。この出来事は彼のキャリアにおいても印象深い出来事の一つです。

所属クラブ

• - 川鉄SS
• - ハジャスFC
• - 岡山県作陽高等学校
• - サンフレッチェ広島（2003年特別指定選手、その後2004年から継続所属）

青山敏弘はその技術と献身的なプレーで多くのファンに愛される選手であり、サッカー界での輝かしいキャリアを築いています。

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