香美市立図書館

香美市図書館の紹介



香美市図書館(かみしりつとしょかん)は、高知県香美市にある公共の図書館で、地域の知識や文化を支える重要な施設です。2022年11月3日に新しい施設として開館し、愛称には「かみーる」という名前が選ばれました。この図書館は、香美市の土佐山田町楠目に位置し、鉄筋コンクリートや鉄骨建築による平屋建てが特徴です。地域産のスギやヒノキが設計に取り入れられ、自然との調和が感じられる空間となっています。

概要


新しい香美市図書館は、収蔵能力が約10万冊で、開館当初の蔵書数は約7万冊に達しました。また、利用者のための閲覧席は約100席あり、学習や読書に適した環境が提供されています。図書館の開館時間は午前10時から午後6時までで、利用者が気軽に訪れることができる時間帯を設定しています。しかし、月曜日には休館し、特定の祝日には翌平日が休館日となります。年末年始や蔵書点検時、館内整理日にも休館となるため、訪れる際は注意が必要です。

歴史


香美市図書館はもともと1965年、土佐山田町立図書館として設立され、時代を経て何度かの移転を経て現在に至ります。1988年には旧土佐山田郵便局舎に移転し、その後、2022年には新築移転により現在の位置に開館しました。移転の際には、地元の英文学者からの寄贈によって数多くの書籍が集められ、地域文化の発展にも寄与します。

設備とサービス


香美市図書館の延床面積は約1600平方メートルで、開放的かつ快適なレイアウトがなされています。また、図書館内には個室も用意されており、静かな環境での学習や作業が可能です。利用者は、持ち込んだノートパソコンで作業したり、勉強したりすることができます。ちょうどこの施設は、地域にとっての学びの場としてだけでなく、社交の場としても機能しています。

分館の紹介


香美市図書館にはいくつかの分館も存在します。中でも香北分館は、2021年に旧分館から香美市基幹集落センター内に移転しました。また、物部分館は1962年に設立され、現在も地域住民にサービスを提供しています。これらの分館も、図書館としての機能を果たし、地域の文化的な資源を提供しています。

旧施設とその歴史


旧館として利用されていた施設は1967年に築かれた土佐山田郵便局舎でしたが、老朽化が問題となり、近年の移転によって新しい環境が整いました。また、旧香北分館は1930年に建設され、特にやなせたかし氏の出身地であることから、地域の文化に深く結びついています。老朽化によって2021年に休館となり、新たに香美市基幹集落センターに移転しました。

まとめ


香美市図書館は、地域の文化的な中心地としての役割を果たし、地域住民に知識や情報を提供し続けています。新たに移転した後も、その存在は地域にとって欠かせないものとなっており、今後の成長と発展が期待されます。

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