高安山駅

高安山駅について

高安山駅（たかやすやまえき）は、大阪府八尾市の郡川にある近畿日本鉄道西信貴鋼索線の終点であり、駅番号はZ15です。この駅は、信貴山のアクセス拠点として重要な役割を果たしています。

歴史

高安山駅の歴史は、1930年12月15日にさかのぼります。この日、信貴山電鉄鋼索線（現在の近鉄西信貴鋼索線）とその関連の高安山 - 信貴山門間の鉄道が開通し、同時に駅も開業しました。

その後、1931年には信貴山電鉄が社名を信貴山急行電鉄に変更し、同社の駅となりました。しかし、1944年には鉄道路線の運営が休止されるなど困難な時期を迎えます。この年の4月には関西急行鉄道ができ、続いて6月には近畿日本鉄道に統合されました。1957年には、鋼索線が近鉄西信貴鋼索線として営業を再開し、鉄道線は廃止されました。

2015年8月には、ICOCAやPiTaPaといったICカードの利用が開始され、利用者の利便性が向上しました。

駅の構造

高安山駅は、2面1線の櫛形ホームを持ち、通常は北側のホームは閉鎖されており、南側のホームが主に使用されています。トイレは改札外にあり、汲み取り式のものとなっています。

特徴

この駅は信貴山方面への連絡駅として設計されており、駅を出るとすぐに信貴山門行きの近鉄バスのりばがあります。戦前には、信貴山門までの鉄道が存在しましたが、戦後の鋼索線復活の際にその線路跡が道路に転用され、バスが運行されるようになりました。また、バス乗り場のそばにはかつての鉄道線プラットフォームの跡も見受けられます。

なお、道路は信貴生駒スカイラインの一部を成しています。高安山駅は近鉄八尾駅が管理する有人駅であり、自動改札機は設置されておらず、PiTaPaやICOCAは簡易改札機で利用できます。スルッとKANSAIのプリペイドカードは使用できませんが、スルッとKANSAI 3dayチケットを提示することで乗降が可能です。

バス路線

「高安山」停留所からは、近鉄バスの信貴山上線が運行しています。

• - 50番 信貴山門（高安山霊園経由）

隣の駅

• - 近畿日本鉄道

- Z 西信貴鋼索線
- 信貴山口駅（J14） - 高安山駅（Z15）

かつて存在した路線

信貴山急行電鉄の鉄道線は、高安山駅から信貴山門駅に続いていました。

このように、高安山駅は地域の交通網の一端を担い、観光地へのアクセスの要所として長い歴史を持つ駅です。

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