高瀬弘美

高瀬 弘美についての詳細

高瀬弘美（たかせ ひろみ）は、1981年12月21日に福岡県嘉穂郡穂波町で生まれた日本の政治家であり、元外交官です。公明党に所属する参議院議員として約1期在任し、戸籍名は藤井弘美（ふじいひろみ）です。彼女は政治活動の際には『高瀬ひろみ』の名前を使用しています。

経歴

高瀬は2000年に福岡県立嘉穂高等学校を卒業し、その後2005年に創価大学の文学部英文学科を修了しました。彼女のキャリアは外務省への入省から始まり、2008年よりアメリカ合衆国の日本大使館で英語通訳を担当。その後、在東ティモールの日本大使館で文化交流業務を務めました。

2016年、高瀬は第24回参議院議員通常選挙に公明党公認候補として立候補し、当選を果たしました。この選挙では、福岡県選挙区が定数3に増え、公明党が議席を獲得するのは24年ぶりとなります。選挙当選後すぐに結婚し、翌年には長男を出産、さらに2020年には双子が誕生しました。

しかし、2021年12月には、翌年7月に行われる予定の第26回参議院議員通常選挙には体調不良を理由に立候補しない意向を示しました。この選挙区においては、比例区から秋野公造が高瀬の後を継ぐこととなります。

政策・主張

高瀬は、現在の安保法制については賛同し、憲法改正には賛成なものの、憲法9条の改正には反対の立場を取っています。また、緊急事態条項の設立にも反対し、政治的公平性を欠く放送局に対する罰則については問題があると考えています。

消費税率10％への引き上げについては現行法に従い、引き上げるべきとの姿勢を示していますが、アベノミクスの影響が地方や中小企業に及んでいないという認識を持っています。また、原発については短期的には必要としていますが、将来的には廃止すべきだと考えています。

沖縄の米軍普天間飛行場については、辺野古への移設が必要だという意見を持ち、核武装についても将来にわたって検討すべきでないとしています。選択的夫婦別姓には賛成しています。

さらに、高瀬は受動喫煙防止法についても活発に意見を表明しており、2016年の参院選に先立ち、日本禁煙学会が行ったアンケートでは、レストランやバーを含む公共の場における「罰則付きの禁煙」を支持する立場を確認しました。また、健康増進法の改正に際しては、全面的な禁煙を基本方針としながらも、中小企業に対する配慮が必要であるというバランスを重視しています。

このように、高瀬弘美は政治の場において女性の声を代表し、様々な社会的課題に対する重要な見解を提供してきました。

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