鬼神楽

鬼神楽（おにかぐら）

『鬼神楽』は2005年4月28日にStudio e.go!からリリースされた18禁のシミュレーションRPGです。このゲームには特別版があり、前作の『夏神楽』が同梱されています。

概要

このゲームは主にアドベンチャー要素を含む「行動パート」と、戦略的戦闘を重視した「戦闘パート」（夜）に分かれています。行動パートは午前と午後に分かれ、プレイヤーは昼間に様々な行動を起こし、夜間の戦闘に備えます。前作の「治療パート」での治療活動はこの行動パートを消費することで実行されます。

戦闘パート

戦闘パートではスクウェアマップを利用したタクティカルなシミュレーションが展開されます。勝利条件は敵の全滅やすべての霊脈の占領です。このゲームの初期配置では、必ず主人公と2人の巫女キャラクターが登場します。プレイヤーはキャラクターの戦闘行動や呪符を活用し、味方妖怪を召喚して戦います。召喚には霊力や呪符が必要で、召喚された妖怪は戦闘行動や必殺技を使用できますが、特定の技は味方妖怪専用となっています。

霊脈を確保することが鍵で、敵の霊脈から新たな敵が現れるため、戦略的に動く必要があります。また、ユニットの向きを適切に調整することでダメージも変動しますが、クリティカルヒットのような運要素はなく、同じ条件であれば常に同じ結果になるため、予測が立てやすい設計です。前作との違いとして、今回は味方キャラクターにレベルが追加されており、敵を倒すことで成長します。味方妖怪のレベルは召喚時のキャラクターのレベルに基づいています。

ストーリー

物語は、妖怪退治の剣士、木島卓が家族の仇である鬼「芳賀真人」を追うところから始まります。仲間の巫女、天神姉妹と協力するも、芳賀の力に敗北し、卓は半人半鬼の存在に変わる危険を抱えます。彼は暴走の末、妖怪と化し、芳賀を一時的に追い払うことに成功します。しかし、その後、天神姉妹に襲いかかる寸前に気絶します。彼は天乃杜神社で目を覚まし、葉子から芳賀に関する依頼を受け、再び天神姉妹と共闘することに決めます。

キャラクター

• - 木島 卓（きじま すぐる）

声 - 梅小路ピンポン
家族を殺された復讐者で、半人半鬼となった青年。性格はぶっきらぼうでありながらも優しさを持ち合わせています。鬼の衝動を抑えるための首輪をつけていますが、外的要因で理性を失うこともあります。

• - 天神 かんな（あまがみ かんな）

声 - みすみ
短気でやや意地っ張りな長女で、刀を使った接近戦を得意とします。妖怪への憎しみが強く、警戒心も持っています。

• - 天神 うづき（あまがみ うづき）

声 - 水野江麻
おとなしい性格の次女で、後に遠距離攻撃ができるようになります。動物が好きで、優しい一面を持っています。

• - イチ

声 - 木村あやか
神社に祀られている神で、鬼を封印する役目を担っています。家庭的な一面を持つ行動派です。

• - 音羽 葉子（おとわ ようこ）

声 - 青山ゆかり
前作から登場するキャラクターで、妖狐の正体を持つ賢者です。彼女は妖怪の戦利品を利用して呪符を作ることができます。

• - 芳賀 真人（はが まさと）

声 - 佐藤タカオ
家族を殺した鬼で、残忍な性格を持ちます。それとは対照的にユニークな言動も見せます。

スタッフ

• - 原画: 山本和枝
• - 主題歌: 乱舞

作詞：CANDY
作曲：ぴょんも
歌：CANDY

『鬼神楽』は独自の物語と戦略的なプレイスタイルを提供しており、プレイヤーは妖怪を退治しながら成長するキャラクターたちの冒険を楽しむことができます。

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