鳥取中部ふるさと広域連合

鳥取中部ふるさと広域連合：地域住民の暮らしを支える広域行政

鳥取中部ふるさと広域連合は、鳥取県中部に位置する倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町の1市4町によって設立された広域連合です。それぞれの自治体の連携を強化し、地域住民にとってより質の高い行政サービスを提供することを目的としています。

多様な行政サービスの提供

同連合は、地域住民の生活基盤を支える幅広い行政サービスを提供しています。具体的には、ごみ処理施設（清掃工場と最終処分場）の運営管理、し尿処理施設の運営管理、火葬場（琴浦町を除く）の運営管理、常備消防業務などが含まれます。さらに、地方税の滞納整理、休日急患診療所の運営、介護保険に関する事務なども重要な業務となっています。これらの業務を通じて、鳥取県中部地域の地域振興に貢献しています。

組織と運営

広域連合の組織は、議会と執行機関から構成されています。議会は15名の議員で構成され、関係市町の議員から互選されます。執行機関は、広域連合長1名（関係市町の長による互選）、副広域連合長4名（広域連合長以外の関係市町の長から選任）、選任副広域連合長1名（広域連合長が議会の同意を得て関係市町の副長から選任）、会計管理者1名（広域連合職員から広域連合長が任命）、監査委員3名で構成されています。さらに、事務局には162名の補助職員が勤務し、行政サービスの円滑な提供を支えています。

事務局は北栄町役場北条庁舎に設置され、中部創生課、税務課、環境福祉課、会計契約課など複数の課が設けられています。それぞれの課には、複数の係があり、住民サービスの向上に努めています。

関連施設

広域連合は、地域住民にとって不可欠なさまざまな施設を運営しています。代表的な施設としては、ごみ処理施設（ほうきリサイクルセンターとクリーンランドほうき）、し尿処理施設（中部クリーンセンター）、火葬場（鳥取中部ふるさと斎場）、休日急患診療所（中部休日急患診療所）などがあります。これらの施設は、地域住民の健康と安全、そして快適な生活を支える上で重要な役割を果たしています。

鳥取中部ふるさと広域連合消防局

鳥取中部ふるさと広域連合消防局は、広域連合の重要な組織の一つです。倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町の消防業務を担っており、地域住民の生命と財産を守るために日々活動しています。消防局には、複数の消防署と、普通消防ポンプ自動車、水槽付消防ポンプ自動車、はしご付消防自動車、化学消防自動車、高規格救急自動車、救助工作車、指揮車、連絡車、広報車など、様々な消防車両が配備されています。

沿革

鳥取中部ふるさと広域連合は、1971年に一部事務組合4組合を統合して鳥取県中部市町村共同施設管理組合として発足しました。その後、鳥取県中部広域行政管理組合を経て、1998年に広域連合に移行し、現在の名称となりました。2007年には、事務局を北栄町役場北条庁舎に移転しています。消防局も同様の経緯を辿り、1972年に発足し、組織変更を経て現在に至っています。

まとめ

鳥取中部ふるさと広域連合は、広域的な視点から様々な行政サービスを提供することで、鳥取県中部地域の活性化に貢献しています。今後も、地域住民のニーズに応えるべく、活動を続けていくことが期待されます。

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