鹿屋市立鹿屋女子高等学校

鹿屋市立鹿屋女子高等学校

鹿屋市立鹿屋女子高等学校は、鹿児島県鹿屋市西原に位置する市立の女子高等学校です。大隅半島において唯一の女子校として、地域社会に貢献する人材育成を行っています。2008年には創立50周年を迎え、多くの卒業生を輩出してきました。

学科

全日制課程として、以下の3学科が設置されています。

普通科: 1976年に設置され、当初は2クラスでしたが、1989年に3クラスに増加。2010年度より2クラスに戻りました。普通科では、大学進学や多様な進路に対応できる基礎学力の育成を目指しています。
情報処理科: 1993年に設置され、情報処理に関する専門的な知識・技能を習得します。長崎大学や鹿児島大学などの国公立大学のほか、立命館大学や明治大学などの私立大学への進学者も輩出しています。また、短大や専門学校への進学も多く、高い就職率も誇ります。全国商業高等学校協会主催の検定試験では、多数の合格者を輩出しており、高いレベルの資格取得を支援しています。
生活科学科: 開校時から設置されている学科で、前身の家政科（家庭科）から名称変更されました。生活に関する知識と技術を学び、豊かな生活を創造できる人材育成を目指しています。

校章

校章は、ペン、コバルト色、紅色の組み合わせでデザインされています。ペンのクロスは「勉学」、コバルト色は「希望」、そして「高」を囲む「女」の紅色が「女子生徒の純情」を象徴しています。

校舎

敷地面積は27,035平方メートル、そのうち運動場が12,931平方メートルを占めます。校舎の建物面積は12,680平方メートルです。

校舎は、1号棟、2号棟、3号棟に分かれており、それぞれ以下のように配置されています。

1号棟: 2階に各学年の1-2組（普通科）、1階に職員室・校長室など
2号棟: 2階に他クラス（情報処理科・商業科・生活科学科）、1階に進路室や図書室など
3号棟: 特別教室

年表

鹿屋市立鹿屋女子高等学校の歴史は以下の通りです。

1958年4月1日: 家政科を擁する女子高として設立。鹿屋農業高校の大姶良・花岡分校を統合し、分散授業を開始。
1959年-1965年: 現在地に校舎を建設。木造校舎以外は現存。
1962年4月1日: 商業科を設置。
1962年11月1日: 創立5周年を記念して校歌を制定。
1965年2月11日: 食物科を設置。
1965年9月: 正門完成。
1967年8月20日: 体育館が完成。
1970年4月27日: プールが完成。
1971年4月1日: 鹿屋市高隈地区に畜産科（定時制）の「高隈校舎」を設置。
1973年-1976年: 校舎の防音工事を実施。
1973年3月1日: 「高隈校舎」を鹿屋市立鹿屋女子高等学校併設高隈高等学校と改称。
1976年4月1日: 食物科の募集を停止し、普通科を設置。
1981年3月31日: クーラーを設置。
1987年度: 高隈高等学校が廃校。
1990年: 同窓会組織のなのはな会を結成。
1993年4月1日: 商業科1クラスを置き換えるかたちで情報処理科を設置。
1994年4月1日: 家政科を生活科学科に改称。
2007年: 創立50周年記念事業を実施。グランドピアノ購入や限定リカちゃんキーホルダーの販売など。

部活動

29の部と2つの同好会があり、活発な活動を行っています。特に運動部では、弓道部が第3回全国高校選抜遠的弓道大会で優勝しています。文化部では、合唱部、パソコン部、美術部などが九州ブロック以上の大会に出場しています。

主な部活動は以下の通りです。

運動部
弓道部
剣道部
サッカー部
バレー部
卓球部
バドミントン部
硬式テニス部
バスケットボール部
ソフトテニス部

文化部
茶道部
演劇部
写真部
放送部
美術部
書道部
軽音楽部
スーパービジネスクラブ
イラスト同好会
アクターサービス

生徒

生徒は、主に肝属地区、特に鹿屋市出身者が中心です。

参考文献

『鹿屋市立鹿屋女子高等学校創立五十周年記念誌』（鹿屋市立図書館蔵書） 2008年。

関連項目

鹿児島県高等学校一覧
日本の家庭に関する学科設置[[高等学校一覧]]
日本の[[男女別学校一覧]]

外部リンク

鹿屋女子校ホームページ（公式サイト）

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