鹿島沙希

鹿島沙希：女子プロレスラーの道のり

鹿島沙希（かしま さき）は1993年5月5日生まれ、島根県松江市出身の女子プロレスラーです。彼女はスターダムに所属し、プロレス界での存在感を示しています。鹿島のプロレスへの情熱は、母親の影響で始まりました。小学生の頃から深夜放送のプロレス番組を母と共に観る時間があり、地元の大会にも足を運んでいました。しかし、当初は女子プロレスへの興味が薄かった彼女が、運命を変える出来事が17歳の時に訪れます。偶然手にした女子プロレスの大会チケットが、彼女の心に火を灯しました。

プロレスラーを志す決意をした鹿島は、風香からスカウトされ上京。2011年にスターダムに入門し、プロテストに合格します。2012年には新木場大会でデビューを果たしますが、初戦では高橋奈苗に敗れ、苦しいスタートとなりました。それでも、彼女は試合を重ねながら徐々に存在感を示していきました。

2014年6月までに彼女は、専門機関での契約なしにスターダムを退団。その後、地元に戻りパチンコ店で働いていましたが、その後に紫雷イオと再会し、プロレスへの復帰を果たします。2018年にはスターダムに復帰し、試合での活躍を再び見せ始めました。特に、6月3日の札幌大会でのダブルタッグ戦では、岩谷麻優と組んでゴッデス・オブ・[[スターダム王座]]を奪取。彼女の復活劇には、ファンからも大きな期待が寄せられました。

しかし、女同士の厳しい戦いは続きました。2020年の初めには、岩谷を裏切る形で大江戸隊に加入。試合後には、彼女自身のスタイル徹底するため困難な選択をすることもありました。2022年にはアーティスト・オブ・スターダム王者の座を得るなど、数々のタイトルを獲得し、その実力を証明します。

鹿島は自身の成績だけでなく、試合運びや戦略においても独自のスタイルを築いています。特に「起死回生」というカウンター技が彼女のトレードマークであり、この技によって数多くの逆転勝利を収めています。さらに、彼女のテクニックは軽量級という特徴を活かした動きで、相手選手の攻撃をかわしつつ、オリジナルの技を次々と展開します。

プライベートでは、母親との関係が非常に深く、SNSでもそのやり取りが頻繁に見受けられます。さらには、明るいキャラクターとゲームに対する情熱も持ち合わせ、特に音楽ゲームでの腕前は非常に高いです。彼女自身も将来的には、この趣味を活かした新たな挑戦を視野に入れているかもしれません。

最近では、2023年にハイスピード王座を手にした際、星来芽依の挑戦を次々と断り続け、「最多挑戦拒否記録」を残したいなど、ユーモアを交えた発言も話題となっています。これからも、鹿島沙希は女子プロレス界での活躍を続け、ファンからの期待に応えていくことでしょう。

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