麻布大学附属高等学校

麻布大学附属高等学校の概要

麻布大学附属高等学校は、神奈川県相模原市中央区淵野辺にある私立の高等学校で、麻布大学の附属校です。1961年に麻布獣医学園渕野辺高等学校として設立され、1985年に現在の名称に変更されました。2014年4月には校名が再度変更され、麻布大学附属高等学校となったほか、新たな校歌も制定されました。

この学校は特に進学を重視しており、特進クラスや進学クラスが設置されています。2014年からは特進クラスや進学クラスを新たに設け、体育系コースの募集は停止されました。また、2019年にはS特進クラスが設置され、現在では3クラス制を採用しています。

部活動の実績

麻布大学附属高等学校の部活動は数多くの成果を上げています。特に、サッカー部は2004年に全国高校サッカー選手権大会に初出場し、以降も連続して出場を果たしています。2008年にはインターハイにも出場し、2回戦に進出するなど、注目の部活動となっています。また、馬術部も2006年にインターハイの団体戦で優勝するなど、スポーツ面での成績も優れています。演劇部も全国大会に出場するなど、多彩な才能が集まっています。

学校の特色

麻布大学附属高等学校は進学希望者に対して説明会を行い、麻布大学への進学が有利であるとされていますが、実際の進学率は約10%程度に留まっています。獣医学部への進学希望者は毎年5名程度が合格しているものの、無条件の推薦制度は存在せず、特別入試による内部選抜が行われています。また、2020年度以降は大学教育に触れる機会を削減するなどの変化も見られました。

かつて存在した馬術部は、新規入部を停止しており、事実上廃部状況にあります。しかし、大学の馬場では今でも学生による馬の活動が見えるため、交流の機会は残されています。このような環境の中、生徒たちは体育祭や学園祭の開催を望み、現在はこれが毎年行われるようになりました。学園祭は『翔渕祭』の名称で親しまれています。

校舎と施設

校舎は1号棟、2号棟、3号棟の3つから成り立っています。1号棟は2005年に建設され、事務室や食堂が所在しています。2016年には3号棟が竣工し、生徒数の増加に伴う教室不足が解消されました。また、体育施設としては麻布獣医学園アリーナや総合グラウンドがあり、バスケットボールやサッカーなど多様なスポーツ活動が行われています。

生徒数とコース

2023年には、1年生が9クラス、2年生が8クラス、3年生が10クラス存在しており、普通科のみを履修しています。理系と文系に分かれた特進クラスがあり、それぞれに特化した教育が行われています。ここ数年で進路重視の方針に切り替え、進学率向上が図られています。

交通アクセス

交通面では、JR横浜線の矢部駅から徒歩約8分、淵野辺駅からは約11分でアクセスできます。通学も便利で、多くの生徒が利用しています。

著名な出身者

著名な卒業生としては、プロサッカー選手の青田翔、安楽健太、太田宏介、小林悠らが知られています。彼らはそれぞれ異なるクラブで活躍する注目の選手です。このように麻布大学附属高等学校は、学業だけでなくスポーツや芸術においても優れた環境を提供しています。

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